コロナ疲れを「おうち花見」で癒す生花店が好調
自動車販売関連も好調のようだ。中国地方の自動車販売店(営業担当)が、こう証言する。
「景気が悪いと言いながら、新型車を検討するお客様は増加しており、景気はやや良くなっている」
これはどういうことか――。東洋経済オンライン版(2020年5月9日付)「『中古車サブスク』はコロナ特需を生かせるか ガリバーの『NOREL』通常時の5倍の問い合わせ」によると、新型コロナの感染拡大で公共交通機関の利用を避ける動きが定着する中、中古車のサブスクリプション(定額制利用)が急激に伸びているという。クルマは「3密」をさける一番安全な手段だ。この際、新車を買おうという人が地方に増えているのだろうか。
卒業式や入学式など多くのハレのイベントが中止に追い込まれて、需要減少が心配された「生花店」だが、ここへきて息を吹き返したようだ。九州地方の生花店主がうれしそうに、こう報告している。
「新型コロナウイルスで騒がれている状況であるが、花を自宅に飾ったり、開店祝いの花であったりなど予想外の注文があり、数か月前よりとても良い状態になっている」
女性向けニュースサイト「HAPPY PLUS(ハッピープラス)」(2020年4月23日付)の「【生花の力】でコロナ疲れ解消! おすすめのフラワーデリバリーサービス」などによると、コロナ疲れをいやすために自宅を花で飾る人が非常に増えているという。そのため、デリバリーサービスを始めた生花店も多い。また、桜の花見を外でできなかった人が「おうちで花見」を楽しむケースもあるそうだ。
5月10日は「母の日」だったが、宅配業界などが「母の日」だけに花を贈ると配達がパンクするため、5月全体を「母の月」として花を贈ろうと呼び掛けていることも追い風になっている。