【襲来!新型コロナウイルス】コロナ恐慌でウハウハ儲かっているところはココだ! 内閣府の景気ウォッチャー調査を逆読みすると...

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「巣ごもり家電」の勢いが東京五輪延期を吹き飛ばした

   「家電販売」も好調のようだ。

「新型コロナウイルス関連の需要があり、販売量が増えている」(北関東地方の店主)
「巣ごもり需要により景気はやや良くなっている」(中国地方の営業担当)

などと「コロナ特需」を認めている。

   たとえば、調査会社のGfkジャパンが2020年4月22日に発表した家電販売業界の動向調査によると、東京五輪の延期によってテレビ需要の伸びの期待は頓挫したが、それ以上に新型コロナウイルス感染症予防の関連商品や「巣ごもり」用品の需要が大きかったからだ。

   感染症予防では、電子体温計、空気清浄機(特に加湿機能付き)などがよく売れた。また、「巣ごもり」関連としては、家の中で子どもと一緒に調理できるたこ焼き器、ホームベーカリー、ホットプレート、さらに買いだめ食品を保存できる大型冷蔵庫がある。

   また、在宅テレワーク用のパソコン、ウェブカメラなども伸びた。特にウェブカメラは前年の4倍以上の売れ行きだという。

   在宅ワークが増えたことで、通信関連会社にも追い風が吹いた。東海地方の通信会社営業担当が、こう報告する。

「在宅ワークをするためなど光回線の新規申込みが増えている。しばらくはインターネット回線の申込みが増加するだろう。在宅勤務の増加や今後の業務体系の見直しにより、VPN(インターネット上に仮想の専用線を設定し、特定の人のみが利用できる専用ネットワーク)を利用した通信関連が増加傾向にある」

   また、「本屋」や「文房具店」も子供たちが休校して家にこもっていることが影響して、思わぬ好景気になった。東海地方で書籍と文具の両方を扱っている店主がこう報告する。

「今月(4月)は学校が休みになり、前半はドリルや知育系商品、文具ではノートやパズル等、自宅で長い時間を過ごすための商品が好調で、1~2割売り上げが アップした。しかし、3連休明けから落ち着き始め、後半は前年を下回り、全体としては1割ほどアップした」
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