レンジ相場から目が離せない(慶応義塾大学)
5月9日(土)
今週(5月4日週)は大学のオンライン授業が始まったことを受けて、ほとんど相場を見る機会がなかった。
現在保有しているポジションは、前週から保持しているドル円のロングで、図1の黄緑の矢印あたりで、1000通貨で入ったものが一つある。
前週の大きな上げの部分では一たん大きく上に上げた後V字波動で戻ってきており、スイングぎみのトレードとしてポジションを持ったわけだが、かなりもったいないトレードになっている。こういったところもゆくゆくは、細かい線引きで柔軟に利益を出していきたいと思っている。
細いオレンジチャネルをEMA (Exponential Moving Average=指数平滑移動平均線)と共に抜けたら損切りする予定であったため、5月6日の下落は正直かなり怖かった。そもそもこのような動きは想定外であり、建値付近に損切りを置くことで精神的負担を回避する手段を取るのもアリだなと思った。
その後、図1の分析では不安になったため、新たに図2のように引き直し、上に伸びてくれた場合の利益確定目標を、より急な角度の緑のチャネル上あたりに変更し、流れが見やすいように水色の細いチャネルラインを足した。
週明けの動きから目が離せないが、行ったり来たりレンジ相場はいつブレイクするかわかりにくいため慎重に見極めていきたい。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ。
取引ポジションは一つのポジションにつき1000通貨で統一している。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
テクニカル分析が主体のビリオネアさん。週末に目立ったニュースもなく、8日(金)にはトルコリラが2018年来の安値を更新するなど、新興国のショック安に吊られる円高も予想されながら、無事に週明けを迎えました。
米国雇用統計を終えてから買われ始めたドル円は、20日移動平均線を4月9日ぶりに上抜け上昇トレンド転換へ。米国10年債金利もしっかりと上昇しており、1週間以上保有しているポジションをどこまで伸ばせるか腕の見せどころです。
108円を突破すれば109円台前半が見えており、世界的な新型コロナウイルスの新規感染者数の減少と回復者数の増加の波に乗れば、思わぬ上昇となる可能性は十分ありそうです。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
5月9 日現在 9595円