【尾藤克之のオススメ】「口ベタ」を治したいと思ったら 「うなずき」上手になってみよう!?

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相づちやうなずきには慣れが必要

   堀田さんは、こう言います。

「東京大学の研究によると、会話中に相づちやうなずきを行うことで対人魅力が増すことがわかっています。実験では、彼験者である40人の大学生を対象に、『自作の話をする話し手の役割』と『その話を聞く、問き手の役割』それぞれを演じてもらいました。話し手は2人の別の聞き手に、同じ話を同じ調子で話しました」
「また、聞き手は『相づちや、うなずきなどを交えながら、話し手の話を聞いた人』と、『相づち、うなずきをせずに話を聞いた人』に分かれました。その結果、話し手は、相づち、うなずいてくれる聞き手の方を好意的に評価し、聞き手は、相づちやうなずいた話し手のほうを、相づちを打たなかった話し手よりも好意的に評価しました」

   ことわざに、「話し上手は聞き上手」とあるように、口下手を自覚しているなら、まず聞き上手を目指しましょう。聞き上手に必要なのは、相づちとうなずきです。トーク技術ではありませんから、誰でも簡単に実行できるはずです。

   聞き役としての場数を踏んでいけば、いずれ話し上手な人の話し方や、盛り上げ方など理解も深まり、トークスキルも上がってくるはずです。好意の反報性で相手も好意的にかわってきます。相づちや、うなずきはコミュニケーションツールと考えて使いこなしましょう! (尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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