ビットコインが急騰している。5月に入って、約2週間後に迫ってきた半減期(ビットコインの新規発行を抑えるために採掘報酬を半減する、そのタイミングのこと)への期待の高まりが感じられる。新型コロナウイルスの感染拡大で株式市場などが大混乱するなか、そういったリスク回避の資金を仮想通貨市場が吸収して、がんばっている。
明治大学のITが、その流れをつかんで仮想通貨デビューに花を添えた。
ビットコイン、いきなりの急騰にビックリ!(明治大学)
4月28日(火)
先日、ようやく残高が反映され、いよいよ取引が可能になりました。1万円分のビットコイン(BTC)が入ったアカウントを見ると、いよいよ長い戦いが始まるのだなと感じます。
さて、とりあえず仮想通貨の代表格、最近のビットコインの状況を見てみようと思います。最大の動きは、やはり2020年3月12日19時頃から始まった、仮想通貨市場で近年類を見ないビットコインの大きな暴落です。24時間でマイナス45%という歴史的な暴落でした。その原因は言わずもがな、新型コロナウイルスですね。この影響で、世界各国の株式市場は暴落。特にWHO(世界保健機関)のパンデミック宣言以降、ビットコインは大きく価格を下げました。しかし、下がりに下がったからでしょうか。その後は堅調な上昇トレンドになりました。
◇ビットコイン6時間足チャート
上図の緑色の線をご覧いただくとわかりますが、3月12日の底値から順調に上がっています。さらに、図で青く囲った部分をご覧ください。これは、2019年11月21日から20年1月6日までのレンジ相場ですが、この相場のレジスタンスライン(=上値抵抗線。相場がその水準よりも上昇しないと思われる水準のこと。ここでは、7600ドル。81万3694円)を強く意識している個人投資家が多くいました。
彼らは、このレジスタンスラインを超えればさらに堅調に上昇していき、超えなければ(レジスタンスラインから跳ね返れば)再び大きく下落するだろうと予測したのだと思いました。
そうして20時現在の価格は1BTC=7746ドル(82万9325円)。7600ドルを超えています。ということで、4月28日21時20分、40枚(40米ドル=4300円分)で成り行き買いのポジションを組み、利食いの価格は8200ドル(87万7933円)に設定しました。
さあ、ここからどうなるのか......。正直、週足で見ると6週間連続で陽線(始値に比べて終値が高かった場合に示される線)ということで、そろそろ調整される頃ではないか、という不安もありますが、上昇トレンドを信じて買いました。
4月29日(水)
それまで横バイだった相場が、12時頃から急騰し始めました。そうしてあっという間に21時に8200ドル(87万3712)で決済しました。23時になっても価格はとどまるところを知らず、上がり続けています。
ただ、もうずっと陽線が続いているので、いつ調整が入るか分かりませんし、これだけ急激な高騰だと、急激に下げてくる可能性もあるので、ここは我慢して調整されるのを待ちます。 仮想通貨取引が始まってまだ数日ですが、いきなりの急騰。正直びっくりしました。このままの調子で、まだまだ頑張ります!
◆ 児山将のワンポイント・アドバイス
市之瀬さん、順調なスタートを切りました。上昇トレンドに素直に乗り、半減期まで2週間に迫ったビットコインが本格的に上昇を始めた初動を掴みました。三角保ち合いの上抜けから始まるトレンドに乗り、5%以上の利益を獲得しました。
2月末から3月までの価格帯に92~98万円があるため、ここまで見込んでも良かったのかもしれません。
さて、4月29日は13万円もの上昇を見せ、95万円まで値を伸ばしたビットコイン。この上昇の最中に、「ここまで上昇したらもうすぐ反落するだろう」と考えた個人投資家が売り向かい損失を出してしまった日でもありました。コロナ自粛も、相場でも我慢が大事ですね。
前週からの損益 プラス178円
5月1日現在 1万178円