【コロナに勝つ! ニッポンの会社】アパレルベンチャーが医療用ガウン製造 長崎の老舗焼酎メーカーで消毒用アルコ―ル

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「ブランド品質」の縫製会社がつくった医療用ガウン

●2か月で約15万着の医療用ガウンを製造

ヴァレイが新たに製造を始めた医療ガウン
ヴァレイが新たに製造を始めた医療ガウン

   「KEITA MARUYAMA」などの婦人服を手がける、アパレルベンチャーのヴァレイ(奈良県上牧町)は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で医療現場で不足している医療用ガウンの製造を始めた。2020年5月6日に発表した。

   ヴァレイには、縫製職人約200が登録している全国ネットワーク「マイホームアトリエ」があり、このうちの50人と契約工場とを合わせ、2か月間で約15万着のガウンの生産が可能と見積もり。このうち、不織布製の10万着を国に納品。ポリエステル製の5万着を販売する計画。

   ポリエステル製の販売については、作業用品を扱う株式会社たまゆら(大阪府枚方市)と代理店契約を結び、同社のルートを通じて販売していく。

●長崎・壱岐の華、消毒用高濃度アルコールを製造へ

長崎・壱岐の華の「IKINOHANA ALC.62」
長崎・壱岐の華の「IKINOHANA ALC.62」

   長崎県壱岐市で大正年間以来、麦焼酎「壱岐の華」を作る株式会社壱岐の華は、新型コロナウイルスの影響で消毒液が不足していることを受け、消毒液として代用可能な高濃度アルコールのスピリッツ「IKINOHANA ALC.62」の生産を始めた。5月11日から、医療機関や福祉施設向けに出荷を始める。  壱岐の華では、3月23日付で厚生労働省の通達に応じ、既存の焼酎製造設備で条件を満たす高濃度アルコールの生産が可能かを調査。消防本部によるチェックや製造免許の追加取得などの手続きを経て、製造・出荷できるようになった。

   「IKINOHANA ALC.62」は500ミリリットル入り、税別1480円(酒税310円を含む)。5月中旬からは、酒類として長崎県内の一般小売店へ供給する予定だが、医療機関などからの受注が多い場合は、一般販売を中止するという。

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