自分の周りを見ていると、「誰かの一言」によってモチベーションを大きく下げている人に、たくさん会ったことがあります。
ただ不思議と、その一言を発した本人からすれば、モチベーションを下げようと思って発言していないケースが大半かもしれません。むしろ、その人のモチベーションを上げようと思って言っているケースさえもあると思います。
「ウワサ話」は無視する!
その典型が「職場で耳にした」とウワサ話の創作を加えて、やる気を削いできます。「私違いますよ」と言える関係であれば、話が進むのですが、この人に言ってもしょうがないなと思ったら、やる気がなくなるほかないと思うのです。
たとえば、知人のSさんが職場で同僚から、
「面倒な仕事を丸投げしてるとウワサになっていたよ」
と言われました。
その同僚は、「私は思わないけど」とコメントを加えてきました。おそらく、創作でしょう。Sさんは周りの若い社員たちの成長のために、あえて仕事を渡していたので「違うよ」と言いたかったけど、その気も失せたとのこと。
隣の部署で本当にウワサになっていたのか、真偽を正す意欲もなくなる発言ではないでしょうか。
その後は以前のように後輩に対して面倒見のいい姿勢が見受けられなくなり、
「いいよ、自分でやるから」
と仕事を任せることが少なくなり、一人で抱え込むようになってしまったようです。
このように相手に対して、どのように接するべきか?
理由は後述しますが、変わらないのですから、自分のモチベーションの下げ幅を最低限にするために、まずは極力その人とのコミュニケーションの量を減らすことをオススメします。