【ステイホームは本を読む!】コロナ疲れ? こんな時には「ゆるふわ」で自分らしさを見つけてみよう(尾藤克之)

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オーソドックスな自己肯定感を理解できます

   「自己肯定感」は、「私は私、あなたはあなた」というフレーズを毎日くり返すことで効果が高くなります。それは、決意表明をしているからです。決意表明によって、自分と他人との間に境界線を引くことができます。何があっても「それでいい、それが私。それも私」と受け入れれば、気持ちも楽になります。

   自己肯定感は2016年ころからブームとなり、いまや人気のあるジャンルになりました。しかし、この本は2014年に出版されています。葵井さん自身も当時は「自己肯定感」という言葉を知らなかったかもしれませんが、この本に書かれていることは紛れもない自己肯定感メソッドです。

   自己肯定感ブームが到来することを予見していたかのような仕上がりには、驚きを禁じえません。

   また、本書は一般的な実用書やビジネス書とは構成が異なります。ストーリーを読み続けると、感覚的にすごくわかりやすく腹に落ちるビジネス小説に近いものです。

   そのストーリーも、ラブストーリーや悲喜こもごものドラマがあり、小説として読んでも差し支えありません。こんな自粛の時だからこそ、生き方、考え方、感じ方を再認識できるそんな本です。

   蒼井さんの指摘する「ゆるふわ」とは、どういう意味なのか? どう実践したら良いのか? 力を抜いて自分らしく過ごす方法を見つけることができるはずです。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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