突然の「空白」 就活生は不安だけど...... 「そと」の人はみな楽しんでたことを思い出した(叶多凛)

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「空白」をもっている人は、きっと魅力的な人

   「だから海外はいい」とか、「だから日本はダメだ」なんて言うつもりは毛頭ない。ただ一つだけ言いたいのは、「空白」の期間がもっと評価されるような社会になったらいいのになあ、ということである。

   日本の就活のシステムは新卒採用が主であり、既卒で「空白の期間」を持っている人は応募すらできない、なんてこともある。

   これは「空白」がムダ、「空白」は生産性がない、「空白」は効率的でない......。つまり、「評価に値しない」「ふつうじゃない」というレッテル貼りではないのか!

   その「空白」に、いったい何が詰まっているのか、聞こうともしない。その人がメチャメチャおもしろくて、独創的な何かを持った、いい人材かもしれない。そう思うと、こういった採用の仕方をしている企業は、あ~あ、もったいない! なんて......。

   端から見れば、 回り道のように思えるかもしれないけれど、「空白」の期間に学べることって、じつはたくさんあるのではないかなと思う。今、わたしたちの目の前に現れている「空白」の期間も視点を変えれば、「自分次第で何かを詰め込むことができる。自分をさらに魅力的にするための準備期間」とも捉えられるのではないか。

   誰も予測していなかった今回の「空白」の期間。一人ひとりが、それぞれのやり方でこの「空白」を埋めていくことを通して、いろんなカタチの「空白」がその人にとって充実した期間になり、それを寛容に受け入れられるような社会になったらいいな、と外出自粛の日々に、友達の顔を思い浮かべながら、考えてみた。(叶多凛)

鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
現在、東京都内の難関私立大に通っている3年生。現役就活生として、今まさに就職活動中の立場だからこそわかる、最近の就活の実態をつまびらかにしていきたい。
自分と同じ、来春(2021年)卒の学生には共感の場を、これから就活を控える2022、23年卒の学生には、就職活動にはびこる企業の体裁と内情の乖離を、正確に把握するための機会になれば、と思う。
そして、意中の企業に就職して、すでにキャリアを積んでいるであろうビジネスパーソンさんには、さまざまな企業の採用戦略をエンターテインメントとして読んでいただければ、うれしい。
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叶多 凛(かなた・りん)
現在、東京都心から少し離れた自然あふれる私立大学に、のびのびと通う4年生。「学部4年生×就活生」というのはいささか不思議に思われるかもしれないけど、そうワケありである。
現役就活生として、シューカツのあれこれを率直に書いていきたい。就活に励んでいる「同士」には、「あるある」と思わず膝を打つような、まだまだ就活なんて!という学生には、シューカツの一端を覗いてもらえるような。そんな内容にできればといいな、と思う。
テーマは「就活も楽しむ!」。いろいろな企業に赴き、さまざまなビジネスの話を聞くことができるのは、就活生だけの「特権だ!」と思っている。そんなふうに就活できたら、イヤな面接官も撃退できるかも。なんて考えている。
得意なのは、英語。今夏の東京五輪・パラリンピックでは、世界中から訪れる報道陣の手助けをするインターンシップにも登録。こちらも、ガンバル!
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