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次亜塩素酸水を自社生成し無料提供

●高知県初、酒原料アルコールの手指消毒用エタノール

土佐酒造が開発した高濃度エタノール製品「KEIGETSU 高濃度エタノール77%」
土佐酒造が開発した高濃度エタノール製品「KEIGETSU 高濃度エタノール77%」

   土佐酒造株式会社(高知県土佐町)は5月1日、消毒用エタノールの代用品として手指消毒への使用が可能な高濃度エタノール製品「KEIGETSU 高濃度エタノール77%」の出荷を開始した。

   原料用アルコールが、消毒用エタノールの原材料になることから土佐酒造では、新型コロナウイルスの感染拡大で不足状態になっている消毒用アルコールの代替品の製造を計画。4月21日に国税庁が出した酒造メーカーに対する特例措置」を活用して、高濃度エタノール製品を開発した。

   高知税務署管内では「原料用酒類の移出(高濃度アルコールの販売)」の第1号事例という。

   「KEIGETSU 高濃度エタノール77%」は、300ミリリットル入りで税別900円。土佐酒造では出荷開始に伴い医療機関や老人福祉施設、児童福祉施設、社会福祉協議会をはじめとする地域の14の公共機関および施設・団体へ同製品を寄贈した。

●自社製の次亜塩素酸水を事業エリアの介護施設に提供

日本コークス販売の埼玉支店(左)と宇都宮支店
日本コークス販売の埼玉支店(左)と宇都宮支店

   宇都宮市と埼玉県熊谷市を中心にLPガス販売事業を展開する、日本コークス販売株式会社(東京都板橋区)は、新型コロナウイルスの感染拡大予防の一環として、自社で生成する次亜塩素酸水を5月4日~31日に、栃木県内と埼玉県内の介護施設を中心に無料配布する。5月1日の発表。その後、医療施設や児童福祉施設、保育園にも順次配布していく予定。

   消毒液の入手が困難になるなか、自社で次亜塩素酸水を生成することを決め、生成装置を購入。社内で使用するとともに、事業の対象地域である栃木県と埼玉県の介護施設などに無料提供することにした。

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