アメリカでは中流階級もホームレスに
また、もう全国民一律の自粛はやめて、必要な業種や健康な人を開放しして、徐々に経済活動の復活を目指すべきだという声が多かった。
「さらに1か月延長では、飲食業などサービス業のほとんどはもたない。ただ、経済死を待つような人々は黙っていないと思う。GWを過ぎたあたりから飲食店などは再開したほうがいいと思う」
「新型コロナは、若い人にも死亡者が出ているとはいえ、圧倒的多くは、65歳以上の高齢者です。59歳以下の死亡者数は全国で20数人だけと聞きます。65歳以上の人だけを外出自粛にして、若い人を経済に回してはいかがでしょうか。スウェーデンは国民全体に免疫力をつけさせるために、高齢者以外は自由に活動させているし、ブラジル大統領も『高齢者や病弱な人間は家にいろ、それ以外は経済を回せ』と言っています」
こうした意見に対してはアメリカ在住の人から、こんな冷や水を浴びせるような声が。
「アメリカの現状を見ても、日本での断続的な自粛は今年いっぱい確実にかかるでしょう。中小企業や個人企業は来月にはかなり倒産、失業者もかなり増えますね。アメリカの失業者は既に日本の何百倍です。今まで中流階級だった人々の多くも、家賃が払えずにホームレスとなっています。州によっては一部経済活動を再開していますが、まだ段階的です。今年いっぱい、収束まで確実にかかりますね。日本も同様の流れになるかなと思います」
(福田和郎)