わかりやすいレンジ相場に「米ドル」でゆったりスタート(専修大学)
新型コロナウイルスの感染拡大の影響でアルバイトがない...... ヒマ人。不思議ちゃんは 今週はほぼ動かして(取引して)ないです。
周りのようすを見てから、本格的にやっていきたいと思ったからです。唯一、動かした米ドル円は、今週はわかりやすいレンジ相場でした。
悪く言えば、米ドルが伸び悩んでいました。強力な材料があまりなかったのに加えて、好材料と悪材料が交互に、いい感じに繰り返したのが一番の要因だと、私は考えました。1米ドル=107円62銭で買い。107円83銭で売って、利益を確定しました。
まず、2020年4月20日週の動きをまとめたいと思います。20日の月曜日は10時ごろに上昇したものの、 米国のダウ先物が200ドルを超えて下落。米国10年債利回りの低下や原油価格の下落により、1米ドル=108 円までいくことはありませんでした。
翌21日(火)は、前日の上値が抑えられた108円に達するも、長くは続かず、朝鮮半島情勢への警戒感から下落 しました。さらに原油価格の下落を受けて、下落。しかし、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による景気後退懸念や原油安を受けたリスク回避として、安全資産とされる米ドルが買われました。
23日の木曜日は夜遅く、日銀の追加の金融緩和策の報道で、米ドルが急上昇したと思ったら、新型コロナウイルス治療薬の治験失敗の報道で円を買い戻す動きとなりました。
27日週に、注意していたい点が、経済指標です。日銀の黒田東彦総裁の記者会見が月曜日(27日)にあり、円高米ドル安が起きると考えられます。 最も重要な指標である 4か月に1度の米国のGDP(国内総生産)がありますが、新型コロナウイルスの影響でマイナスになると思うのですが、それ以上はなかなか読めません。
予想より大幅なマイナスだった場合、果たしてどこまで米ドル売ることになるのか。1米ドル=108 円の「壁」にも注意しながら、底堅い相場に注目していきたいと思います 。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス1万円からの損益 プラス1106円
投資経験の浅い不思議ちゃんですが、NYダウ先物の様子を見ていたり、ニュースを細かく追っていたりと、ファンダメンタルズを重視する様子が伝わってきます。
注目の日銀金融政策決定会合ですが、年間80兆円をメドとしていた買い入れ上限を撤廃しました。ただ、2020年の買い入れペースがまだ15兆円ということで、サプライズ感はなかったと言えます。
さて、次に気になる米国のGDPですが、予想より大幅に悪い新規失業保険の申請件数が出てきても相場への影響は軽微であったことから、大幅悪化はすでに織り込み済みという考え方もできます。将来は経理で働きたいという数字にも強い様子の不思議ちゃんがどのようなトレードを行うのか楽しみです。
4月24日現在 1万1106円
(監修:児山将)
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