【株と為替 今週のねらい目】新型コロナ封じ込めに「ステイホーム」 焦点はGW明けに......(4月27日~5月8日)

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東京外国為替市場 米ドルは底堅い動きが続きそう

ドル・円予想レンジ:1ドル=107円00銭~108円00銭

2020年4月24日(金)終値 1ドル=107円50銭

   今週(4月27日)から5月8日までの外国為替市場でドル円相場は、ドルが引き続き底固い動きとなりそうだ。

   前週のドル円相場は、ドルが弱含みの展開だったが底固い動きが続いた。原油先物価格が史上初めてマイナス価格となったことで、リスク回避のドル売り・円買いが活発化したものの、米国で中小企業追加救済策成立の流れができたことや原油先物価格の反発でドル売りに歯止めがかかり、ドルは底固い動きとなった。

   今週のドル円相場は、新型コロナウイルスの経済への影響がドルの上値を抑えている状況に変化はないが、米国の経済活動再開への期待や日米の金融緩和に対する期待感がドルの下支え材料となっている。東京市場がゴールデンウイーク(GW)に入るため、薄商いとなる可能性が高いが、政府の緊急事態宣言が5月6日以降も継続するか否かに対する注目度は高い。

   経済指標は、国内では4月27日に日銀金融政策決定会合と黒田東彦総裁会見、日銀の4月経済・物価情勢の展望(展望レポート)、28日に3月の失業率と有効求人倍率、30日に3月の鉱工業生産、4月消費動向調査、5月7日に4月のマネタリーベース、日銀の金融政策決定会合議事要旨が予定されている。

   海外では、4月28日に米FOMC(29日まで)、4月の米CB消費者信頼感指数、29日にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長会見、米国の1~3月期GDP(国内総生産)、30日に4月の中国製造業PMI、ECB(欧州中央銀行)定例理事会、ラガルドECB総裁会見、ユーロ圏の1~3月期GDP、3月の米国の個人所得と個人支出、5月6日に4月の米ADP雇用統計、7日に4月の中国貿易収支、8日には4月の米雇用統計などが予定されている。

(鷲尾香一)

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