東京外国為替市場 米経済活動の再開へ前向きも......
ドル・円予想レンジ:1ドル=106円00銭~109円00銭
2020年4月17日(金)終値 1ドル=107円51銭
今週の外国為替市場でドル円相場は、引き続きドルの上値が重い展開か。
前週のドル円相場は、ドルの上値が重い展開となった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響による世界経済、米国経済への影響懸念がドルの上値を抑えている。米国の経済指標が記録的な悪化となったこともドルの売り材料となった。
今週のドル円相場は、米国の経済活動の再開に対する思惑もある半面、経済指標の多くが記録的な悪化となっていることから、ドルの上値は重い展開が続きそうだ。ただ、新型コロナウイルスに対する治療薬やワクチンの開発の具体化が見えるようだと、リスク回避のドル売りは縮小。ドル買いが優勢の展開が予想される。
経済指標は、国内では20日に3月の貿易統計、23日に2月景気動向指数、24日に3月の全国消費者指数などが予定されている。
海外では米国で、21日に3月の中古住宅販売件数、21日に3月の中古住宅販売件数、23日に3月の新築住宅販売件数、24日には3月の耐久財受注などが予定されている。
(鷲尾香一)