新型コロナウイルスの猛威が、いくらか和らいできたのだろうか――。米国での感染拡大がピークアウトと抗ウイルス薬の治験の進展で、経済活動再開への期待が高まり、ニューヨーク株式市場が上昇。リスク回避のドル売りも、収まりつつあるようだ。
ただ、国内では政府が7都府県に発令した「緊急事態宣言」の対象エリアが全都道府県に拡大されるなど、警戒感はなお強い。
どうなる? 今週の株式・為替マーケット!
東京株式市場 緊急事態宣言の対象拡大、上値重いかも?
日経平均株価予想レンジ:1万90000円~2万500円
2020年4月17日(金)終値 1万9897円26銭
今週の東京株式市場の日経平均株価は、2万円回復を試す展開か。
前週、日経平均株価は上昇した。米国が新型コロナウイルスの感染拡大のピークを迎えつつあるとの見方と、トランプ大統領の経済活動の再開に対する前向きな姿勢を背景に、ニューヨーク株式市場が上昇したことを好感した。
今週の日経平均株価は、2万円回復を試す動きとなりそうだ。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響は大きく、上値も重い展開が予想される。米国の経済活動再開が大きなポイントとなりそうだ。
具体的な方向性が見えれば、日経平均株価が2万円を回復する可能性は大きそうだ。また、新型コロナウイルスに対する治療薬やワクチンの開発について、さまざまな報道が出てきており、具体化が見えるようだと日経平均株価の大幅上昇に結び付く可能性がある。