きょうもビール片手に「オンラインスナック」。すでにテンションが高い方がいらっしゃいますね。Bさんどうしましたか?
「3月半ばからテレワークが始まったのですが、営業なのでお客さん先にも行けなくて仕事がヒマでヒマで。17時の定時にきっちり終わるのですが、同僚とも飲みに行けない。夕飯にもまだ早いしとなると、一人で晩酌が始まってしまうんですよね。きょうもすでに3杯目です。早く元の状態に戻って、以前のように仕事したいなって願うばかりです」
Bさん、その状態はけっこうまずいですよ!
テレワークで仕事量が「可視化」された!
テレワークが始まってから、私もいろんな50代の方とオンラインでお話を聞きますが、テレワークが始まって忙しくなった人とヒマになった人の「二極化」が始まっているように感じます。
これまでは、会社でパソコンの前に座って手を動かしていれば、何かしらの仕事をしているように見えましたが、テレワークでは仕事量が可視化されるようになったんですね。
たとえば先日お話した管理職のFさん。以前は打ち合わせの移動時間の合間に自分の仕事をしていましたが、今は移動時間がなくなった分、お昼の時間も構わずにどんどん部下に打ち合わせを入れられてしまうそうです。
お昼も10分でさっと終わらせて、夕飯もさっと食べて、ようやく自分の仕事を始めるのは22 時過ぎとのことでした。今の課題は時間管理とおしゃっていましたけど。
「そんなに忙しい人もいるんですね」(Bさん)
ちなみにBさんは、テレワークになってからどのように仕事をしていますか?
「う~ん。週に数回、オンラインで営業ミーティングと、前の状態になったら動けるようにこれまでの顧客の洗い出し作業とかかな。その他は、会社が用意してくれているeラーニングとか、ヒマな時間はインターネットを見たりしているかな。
...... 明日は営業資料を作り直そうかなぁ」
Bさん、かなりマズイです。
コロナ禍の収束後、これまでと同じ働き方では通用しない
Bさんや私だけでなく、世界中の人に当てはまることですが、コロナ禍が収束したあとには、誰もが体験したことがない未来が始まります。
リーマン・ショック後にたくさんのリストラがあったように、「コロナ・ショック」からはそれ以上の大打撃を受けるといわれています。すでに、じんわりとリストラも始まっていますよね。
大企業に勤めているから安心と言い切れなくなってきているのです。経営者は会社を倒産させるわけにはいきませんので、まず削減したいと思うのが人件費。リモートワークで浮き彫りになっていく仕事量の差に会社は目をつけます。
つまりBさんが「どれだけ会社に貢献しているか?」ということですね。厳しいことを言いましたが、それくらい世界中が大打撃を受けているのです。
まずは、この先2020年1月の状態に戻ることがないと自覚してください。変化を受け入れましょう。これまでと違う働きかけが求められます。
それは、会社に対してと自分自身に対しての働きかけというように、大きく2つに分かれるのだと思います。
一つは、「どれだけ会社に対して貢献できる人になるか」ですね。たとえば、Bさんのように営業という立場だったら、これまでと異なる営業の販路の広げ方、対面の商談からオンラインへの商談への切り替えに伴い、そこで出てくる課題の解消など。やれることはあります。ヒマと言っているヒマなんてありません。
これまでと違うこと、今できることをやっていく
もう一つは、自分自身への働きかけです。せっかくこれまでかかっていた通勤時間も有効に使えるので、自分のために時間を使ってみましょう。Bさんだって、会社に通っている時は、「通勤時間がなかったら他に時間を使えるのに」と思っていませんでしたか?
たとえば......
・毎日、本を1冊読む
・英語の学習をする
・ブログを書く
・副業に挑戦する
やることを決めて続けることです。Bさん、時間ができたらやろうと思っていたこともありますよね。今がチャンスです。10日、1か月と、ぜひ続けてみてください。何かの仕事に繋がるかなどは考えずに続けてみましょう。Bさん、ぜひ1か月後の変化を教えてくださいね。
他にも社会の役に立つことをやってみましょう。私は、お昼ご飯はなるべくお店のテイクアウトにしています。ちょっとした散歩にもなりますよ。メンタルを保つためにも太陽を浴び流ことも忘れずに。写真を撮って、SNSでシェアすることでもお店の紹介にもなりますし、身近にできることから始めてみることもいいかもしれません。 きょうは少し厳しいことを言いましたが、「私たちのこれからの変化」が、日本社会の課題なのかもしれませんね。Bさん、一緒に頑張りましょう。(ひろ子ママ)