「自衛隊式」消毒液の作り方にマスク着脱の注意点
「感染対策」には、消毒薬や界面活性剤(石鹸)を使った手指や生活用品の消毒、マスク着用・咳エチケット、「3密(密閉、密集、密接)」の回避、十分な食事と休息、定期的な換気――など、これまでにも励行を促されている予防策の重要性を強調。マスクや「3密の回避」と「ソーシャルディスタンシング(対人距離の確保)」については、文字を赤くして強調している。
消毒液は、品薄になっている市販品の代用として、無水エタノールと水を「8対2」の割合で合わせて調整する方法を紹介。また、台所用漂白剤を使った「0.05%次亜塩素酸ナトリウム」の作り方も案内している。製品の濃度によって希釈の割合が異なるので注意が必要という。
多くの人が毎日使っているマスクの扱いは、「しっかりした感染予防のためには慎重さが必要」と説いている。はずす前に手指を消毒し、顔にあたる本体には触れず、両耳にかけているゴム部分を持って外すようアドバイス。感染予防で手袋を使った場合は、内側に触れないように一方を脱ぎ、脱いだ手袋の内側を持って、もう片方の手袋を脱ぐ。マスクも手袋も外したあとは、持つ手を伸ばしてカラダから離すようにして捨てる。
さらには、一つの建物や同じフロアで、感染陽性者が立ち入る「非清潔区域」と、それ以外の「清潔区域」を分けて管理する「ゾーニング」や、マスクや手袋を合わせた防護用のガウンの着脱などについても解説している。