【コロナに勝つ! ニッポンの会社】クルマやAI掃除ロボットを無償提供 子どもたちの質問に「休校塾」、無人ショールームもお目見え

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  • 中古車販売のGulliverが医療従事者にクルマを無償提供(写真はイメージ)
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ソフトバンクロボティクスが医療施設に「おそうじロボ」

●中古車販売の「ガリバー」が医療従事者らにクルマを無償償提供

   中古車販売の「Gulliver(ガリバー)」を運営するIDOM(東京都千代田区)は、医療従事者らを対象に、所有するクルマを最大3か月間無償で提供すると、2020年4月3日に発表した。

   利用が想定されているのは、医療従事者や出勤せざる得ない人のための通勤用の車や、医療のための検診車、飲食店や小売店のための配達車など。また、通院や介護のための長期利用や、公共交通機関の利用に不安を感じる人のための短期利用にも応じるという。

   利用希望者は、特設サイトから。車両管理のため、貸出時に個人情報や勤務先情報などの提示およびクレジットカードの登録が必要。

●AI清掃ロボットを医療施設などに無償提供

   人型ロボットや業務用の清掃ロボットを使った事業を展開するソフトバンクロボティクス(東京都港区)は2020年4月15日、新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、営業を続ける施設の清掃業務を支援するため、AI(人工知能)搭載の清掃ロボット「Whiz」と、清掃具合を科学的に分析する「施設清潔度診断サービス」を無償で提供すると発表した。

   両者を組み合わせることで、清掃の強化のほか清掃担当者の負担軽減が可能になる。

   Whizは、同社が開発・提供する人型ロボット「Pepper(ペッパー)」に続く2種目のロボットで、自動運転技術「BrainOS」を搭載。カーペットや床を清掃しながら、記憶したコースのデータを基に自律走行する。

   「施設清潔度診断サービス」では、床の清掃具合と空気中の清浄度を数値化し、清掃具合を確認できる。診断を基に、ロボットと人間の清掃作業を分担させる合理的な清掃計画で立てられ、清掃担当者の負荷軽減を実現できるという。

   対象となる施設は、医療施設や介護施設のほか、官公庁や金融機関、小売店舗、公共交通機関や物流の施設、工場など。提供期間は4月15日から6月30日まで。

●自習の子どもたちからの質問に答えます

   新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、通学先が休校になっている全国の小学生、中学生、高校生を対象に、現役大学生らがボランティアで、無料学習支援サービス「休校塾」を2020年4月14日にスタートさせた。

   自宅待機の小中高生に対しては、教育系を中心にさまざま企業や団体がインターネットを使った映像授業や教材を配信している。しかし、自習中の生徒たちが疑問や不明な点を見つけたときに質問をする機会がなく、この解決策として有志の現役大学生らが「休校塾」を立ち上げた。

   サービスは、会議システム、ZOOM(ズーム)やLINE(ライン)、インスタグラムやツイッターのダイレクトメッセージのほか、メールを使って提供する。学習上での質問だけではなく、進路相談や雑談にも応じるという。

●コロナに対応、業界初の無人ショールーム

コロナ対策「密」「接触」避け、ショールームを無人化
コロナ対策「密」「接触」避け、ショールームを無人化

   天井の高さまで開閉する「フルハイドア」の専門メーカー、神谷コーポレーション湘南株式会社(神奈川県伊勢崎市)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に対応して、案内のスタッフなどを配しない、無人化ショールームを2020年4月20日に新潟にプレオープンする。4月14日に発表した。

   同社は全国7か所でショールームを展開。新たに新潟に設けることになったが、コロナ禍に見舞われるなか、感染防止対策として日本のドアメーカーでは初めての無人化に踏み切ったという。

   説明をするスタッフを置かず、すべての商品にスマートフォンで視聴できる案内動画を備え、完全予約制で2時間貸し切りにする。今後、福岡、大阪、札幌のショールームでも無人化を進める計画。

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