日本企業のDXを深化させる! オートマティゴがローコード開発の海外トップ企業と業務提携

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TESIのさまざまな開発例を応用していく

   そんな「OutSystems」の販売代理店であるオートマティゴが、2020年3月31日、フィリピンのIT企業、TRANSNATIONAL eBUSINESS SOLUTIONS(トランスナショナル・イービジネス・ソリューションズ=TESI)との業務提携を発表した。

   オートマティゴが日本の企業向けに展開する「OutSystems」の導入支援で、「一日の長」があるTESIのさまざまな開発例を応用していこうという狙いがある。

   TESIは、フィリピンの複合企業グループであるTransnational Diversified Group(トランスナショナル・ダイバーシファイド・グループ=TDG)を構成する事業会社。天野進社長は、

「TDG内には、TESIのような情報通信技術会社のほか、船舶管理や旅行・観光、物流事業などさまざまな業種にわたり、約40の企業があり、TESIは『OutSystems』を使って、これらグループ内企業ばかりかフィリピン国内のほとんどの企業向けにシステムを開発している。今回の業務提携でオートマティゴは、これらTESIの開発モデルをベースにしたサービスができるようになった」

と説明する。

   TESIは2012年からOutSystemsを使ったビジネスを開始。フィリピン国内の企業向けばかりでなく、17年にはOutSystems専門の開発センターを設立してアジア太平洋地域の国々でOutSystems関連事業をけん引している。

   この地域最大級の開発事業案件数を抱え、オートマティゴはTESIがこれまでに蓄積したテンプレートを「簡単な改修で使えるようになる」。

   たとえば企業のシステム開発プロジェクトでは、そのプロセスに「PoC(Proof of Concept)と呼ばれる実証実験を設けるケースが増えている。ITを活用したシステムやサービスの創出で、信頼性を担保するためだが、従来の手法では、だいたい数か月から、長いものでは数年に及ぶことも珍しくない。

   ところが、天野進社長によると、TESIの「OutSystems」を使った開発では、PoCの検証作業は「5日間が標準」という。

   つまり、オートマティゴはTESIとの提携で、「PoC」の実証実験も「5日間標準」を可能にし、新たに同社のサービスとして加えられることになる。さらには、TESIの熟練のサポートが得られることが強みになる。

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