素顔は「モテモテ」イタリア男
世界中の注目を集めている米ニューヨークのクオモ知事ですが、とりわけスゴイのが、女性からの人気。御年62歳でイタリア移民の子孫のクオモ知事を、メディアがこぞって「一番結婚したい独身男」と紹介しているのです。
Cuomo Just Become NY's Most Eligible Bachelor
(クオモ氏が、ニューヨークで一番結婚したい独身男性になった)
クオモ氏の父親は、第52代ニューヨーク州知事のマリオ・クオモ氏。弁護士から政治家に転身した父親と教師の母親の長男として生まれたのですが、家族の経歴が「ハンパない」のです。
弟は米CNNテレビ人気キャスターのクリス・クオモ。一番上の姉は著名な医者で、二番目の姉は有名ファッションデザイナーと結婚。妹は弁護士として活躍するなど、アメリカンストーリーが身近な米国でも「極めて成功した一家」と呼ばれているほどです。
加えて、クオモ氏の前妻はケネディ故大統領の姪で、昨年別れたパートナーは美魔女のセレブタレント。さらにさらに、前妻との間に生まれた3人の娘は、全員が高学歴なうえにナイスバディの絶世の美女たちなんです!
もともとセレブ一家で有名だったクオモ知事ですが、コロナ対策で注目度がさらに高まり、「All about Cuomo Family」(クオモ一家のすべて)といった特集が毎日のようにメディアを賑わせています。
まあ、セクシーでおしゃれなイタリア男だし、現在は独身のようだし、実力も家柄も人望も、すべてを「持っている男」だからモテないわけがないですよね。
男女を問わない「モテっぷり」に、大統領待望論が沸き起こるのも不思議ではありませんが、残念ながら当の本人は「大統領選に出る気はない」と明言しています。
大統領線の選挙システム的にも厳しそうですが、それでも、民主党関係者から「7月に実施予定の党大会で、バイデンが『自分は辞退してクオモを候補者にする』と宣言すればいい」といった声が出るなど、「クオモ大統領待望論」は増すばかりです。
それでは、「今週のニュースな英語」は「eligible」を使った表現を紹介します。「~の資格がある」という意味で、ビジネスの場面でもよく使われます。
He's an eligible candidate
(彼は的確な候補者だ)
後ろに「for」をつけて「~の」という意味を加えます。
He's an eligible candidate for the president
(彼は社長候補にふさわしい)
You are eligible for an emergency loan
(あなたは緊急融資を受ける資格がある
クオモ知事の見事な手腕をみる限り、大統領としても「eligible」なことは間違いないでしょう。米国が変われば世界が変わる......。何かの奇跡が起きて、「世界一モテる大統領」が誕生することを、ついつい願ってしまいます。(井津川倫子)