【日韓経済戦争】コロナ禍でも日本製品の不買運動続く韓国 任天堂ゲーム「どうぶつの森」が異常なブームになる理由は?

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コロナで家に閉じこもりながら「もう一つの人生を送る」

   刺激の強いゲームが多い中で、特にこれといった特徴のないことが、逆に刺激的なゲームに飽きたユーザーに魅力となっているという。韓国でも現在、コロナの影響によって全国の小中高の休校が続いている。家にとどまり退屈を感じている子どもた大人たちが、このゲームの中で自由に動き回り、満足感を得ているという分析もある。40代のユーザーは朝鮮日報の取材に対し、

「ゲームの中のキャラクター、ノグル(たぬきち)にカネを借り、一生懸命釣りや採集をして、カネを返し、家を拡張している。ゲームの中でもう一つの人生がある感覚だ」

と話した。ゲームによってヒーリングを感じ、癒されているようだ。

   「どうぶつの森」は2001年4月、任天堂の第4世代の家庭用ゲーム機「ニンテンドー64」用のソフトとして初めて発売された。1998年6月に新たなゲームプロジェクトが社内で発表された際には反応は冷ややかだったという。「こんなゲームを誰が買うのか」という酷評が多かったそうだ。

   朝鮮日報は、こう結んでいる。

「ニンテンドースイッチが売り切れる背景にはコロナの影響も大きい。韓国に輸入されるニンテンドースイッチは中国製だ。コロナの影響で中国工場が1~3月に稼働できず、今になって稼働率を引き上げている状況だ。韓国の販売代理店、デウォンショップは4月1日、『販売商品の数量、販売日程など詳細を告知できない』と発表した。販売商品の数量、販売日程など詳細を告知できない韓国任天堂は今月上旬に追加供給を行うと説明した」

   単純なヒーリングゲームという要素以外に、コロナの影響による品不足がよけいにブームを煽っているわけだ。

(福田和郎)

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