「今もし小池さんが倒れでもしたら、この国は一気に崩れる」
今回の政府の及び腰の姿勢にネット上では、「何のための緊急事態宣言だったのか」と、怒髪天を突く声が殺到している。
「今回の東京都と政府との綱引き。東京都が勝ちましたね。当然です。実際に感染の伝播の凄まじさ、医療現場の大変さを知っているのは都側で、政府がいちばん恐れていたのはアベノミクスの失敗。政府は2週間かけて『自粛』の効果を見たいと言っていたが、そうした呑気な態度が日々新たな感染者が増大させた。むしろ短期間にドラスティックな経済活動を抑制することこそが、ウイルスを封じ込める最善策だということが国民にもわかり、みんなが我慢しようという気になって、小池知事を支持したからだと思う。安倍さん、また大失策を演じましたね」
「都道府県単位で緊急事態宣言を出したのだから、政府は自治体のやろうとすることにいちいち横ヤリを入れないでほしい。それこそ二重行政では?」
「小池さん、本当に日々頑張って下さっていますね。それゆえに小池さんの体調が心配です。先日も会見中に咳をされていました。今もし小池さんが倒れでもしたら、愚かな政府によって東京はおろか、この国は一気に崩れる気がします。本当に政府は、一知事にどこまでおんぶにだっこなのか。許しがたい」
「同感です。みんなうすうす気づいていると思いますが、安倍内閣はすでに政権末期のレームダック(死に体)化して人材がいないのです。そんな頼りになるリーダーが誰もいない時期にコロナに襲われた、我々国民が不運です」
「小池さんの記者会見とは別に、安倍首相の記者会見が映し出されると、陰鬱になる。脚本家の倉本聰さんの言葉を思い出した。曰く、『いまの日本は明るくないでしょ。政治に笑いがなさすぎるって気がするんです。これは総理大臣の、トップの資質によるんだと思う。振り返ってみると、吉田茂、田中角栄、小泉純一郎はなんとなく明るかった。人間が陽だったんですよ。安倍晋三は陰ですね。一緒に飲みたいとは思わないな。逆に、田中角栄は飲んでみたいけどね』(編集部注:2017年9月18日付・朝日新聞AERAdot.)」
「今回の政府方針を令和インパール作戦と呼ぼう。もう国会や議員会館の周辺、財務省界隈で大規模なデモやったらいいんじゃないですかね? あの人たち、自分たちが感染する危険を感じないと動きませんよ、肉を切らせて骨を断つ」