【新入社員の服装チェック】スーツのコーディネート〈男性編〉基本のスタイルを持てば、着こなしバッチリ!(入澤有希子)

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   新入社員の皆さま、ご入社おめでとうございます!

   この4月は、コロナウイルス感染拡大の影響もあり、例年と随分違う雰囲気になってしまいましたね。いきなり在宅ワークになる方や、出社が延期になっている方など、せっかく買ったスーツに袖を通せないでいる方もいらっしゃるかもしれません。

   今回はビジネスに欠かせない「スーツ」の知識を伝授いたします。これは一生モノになりますので、ぜひお付き合いください。

スーツには100年以上の歴史と着こなしのルールがある!
スーツには100年以上の歴史と着こなしのルールがある!

スーツの選び方は業界や会社の雰囲気、TPOで違う

   さて、スーツを着ると、出会った方にビジネスマンとして認識されるようになります。成人式などではスーツをファッショナブルに着ていたかもしれませんが、社会人としては周りに信頼されるスーツスタイルを目指してみましょう。

   スーツには、100年以上の歴史と着こなしのルールがあります。それを守るだけで、結果カッコよく、オシャレに見られ、第一印象からいいスタートを切ることができます。

   スーツの選び方は、業界や会社の雰囲気、またTPOによって違ってきます。ここからお伝えするのは、「無難」という視点ではなく、基本のスタイルとして知っていただけるといいと思います。

   スーツの着こなしのルールは多岐に渡りますが、ここでは「色」を重視していきましょう。色には色彩心理と言って、選ぶ色によって伝わるメッセージがあります。

   赤は情熱的、黒は強さなど、それぞれメッセージがあるのです。戦隊モノのヒーローの色を見てもらえば、わかりやすいと思います。ビジネスの見た目で大切なのは、清潔感、堅実さ、信頼感です。たとえば、清潔感、堅実さ、信頼感を表すホームページの色使いといえば、東京都のホームページです。白がベースでグレーと紺が使われています。その他の色は見やすくなるようにアクセントとして使われています。

   この色の組み合わせを、スーツ、シャツ、ネクタイで表現できるようになることが、基本のスタイルです。まずスーツとして持っておきたいのは、こちら=下の写真参照。

   ・ミディアムグレーの無地

   ・チャコールグレーの無地

   ・紺のストライプ

これがスーツの基本のスタイル!
これがスーツの基本のスタイル!

   黒は冠婚葬祭の色なので、ビジネスにはオススメしません。色みの明るいものや鮮やかなものは基本のスタイルではないので、慣れてから取り入れていきましょう。

清潔感を出すには「白」! 決め手はネクタイの色

   次に、シャツの基本は、白の無地です。清潔感を出すにはなくてはならない色です。極端な話、全部白シャツでもいいくらい。バリエーションを増やすなら、薄いブルーのシャツがオススメです。グレーとも紺とも相性がいい色です。

   ネクタイは、色や柄が豊富にありますが、まずはスーツにもシャツにも合わせやすい紺を揃えましょう。持っておくべきは、紺ベースのドッド柄、紺ベースのレジメンタル、紺ベースの小紋柄です。柄の色は白だと清潔感が高まります。

   ここまで揃えると、目をつぶっていてもコーディネートができるスーツスタイルになります。

   そして、ここからがちょっと応用編です。ネクタイの色を変えてみましょう。クールさや冷静さは、「青」で表現。フレッシュさや若々しさは「水色」で表現。仕事でプレゼンが多く、ここぞという場面で押しを強くしたいときは、「赤」がオススメです。トランプ米大統領のような真っ赤なネクタイでなくていいんです。顔なじみのいい赤をお店で鏡の前で確認して選んでみてくださいね。

   基本の紺はもちろん、青、水色、赤のネクタイがビジネスシーンでは使いやすいですよ。

   そして最後に、新入社員の身だしなみチェック!

   次のチェックリストでスーツの着こなしを板につけて、ご活躍くださいね!

   ・体型にあったスーツを着ていますか? サイズが大きくても小さくてもシワが入ってしまいます。

   ・清潔感のある無地の白や薄いブルーのシャツは持っていますか? 派手な色や柄ものはNGです。

   ・ネクタイは上手に結べてますか? まずはプレーンノットで結べるようになりましょう。緩かったり曲がっているのはNGです。

   ・靴とベルトは黒で揃えると◎。派手な装飾はNGです。

   ・靴下も意外と見えるポイントです。素肌が見えないような長さで黒や紺を選びましょう。(入澤あきこ)

入澤有希子(いりさわ・あきこ)
入澤有希子(いりさわ・あきこ)
パーソナルスタイリスト
美容専門学校・高等学校色彩学講師
ミスユニバースビューティーキャンプ講師、テレビの変身企画スタイリストなどを経験。フリーランスでパーソナルスタイリストをしつつ、最近はベンチャー企業でセカンドOLデビューを果たした。働くママの大変さを実感し、働くママ100人へのインタビュー活動「we MAMA」を立ち上げる。さまざまな働き方があることを伝える活動も実施中。法政大卒。37歳。
ブログ https://ameblo.jp/akiwasa/
ホームページ https://daily-ands.jp/authors/573a7efc73f3212f79f6339b
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著書に「子育てのために仕事を諦めなくてもいい方法」(Kindle版)がある。
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