「反発」が期待されるビットコインの半減期
ビットコインの反発が強い背景には、2020年5月に予定されている半減期が大きいでしょう。
参考:上昇するビットコイン! その背景にある半減期とはなにか?(J-CASTニュース 会社ウォッチ 2020年3月10日付)
半減期とは、ビットコインのマイニング報酬が半分になってしまう時期のことを指します。市場で売却されるビットコインの量が半減することで、価格は上昇しやすいと考えられており、過去2回の半減期の前後では大きく上昇しています。
また、過去の4~6月の上昇率が高いところも、安くなったところは買いやすい要因のひとつでしょう。
2016年から2019年のこの時期のビットコインの平均的な上昇率はなんと60%を超えます。この背景には、マイニング市況の好転や、年に一度のブロックチェーン・仮想通貨関連の大規模イベントが行われるなどの要因があるためです。
参考:ビットコイン価格が急上昇! 「復活」の原因を探ると.....(J-CASTニュース 会社ウォッチ 2019年6月13日付)
こういった材料も控えているため、仮想通貨業界の「大物」は、前向きな発言をしています。
世界最大規模の仮想通貨取引所のCEO(最高経営責任者)であるジャオ・チャンポン氏は、世界的な金融緩和と供給が限られているビットコインを比較して「まったく心配していない」とコメントしています。
また、仮想通貨投資企業のモルガン・クリーク・デジタル共同ソ業者のアンソニー・ポンプリアーノ氏は、コロナ・ショックに端を発する経済危機の中で、「ビットコインがあらゆる資産の中で最大のパフォーマンスとなる」とコメント。今後2年間で、最低でも2万ドル(約220万円)最大で10万ドル(1100万円)に到達すると分析しています。