気づいてます? 高齢の親はもはや頼る相手ではない
「じゃあ、もし20代の頃や、30前後に実家を出てたら、今頃どうなっていたと思う?」と聞いてみたところ、
「そうですねぇ。まずあんなに海外旅行はしなかったかな。一人暮らしはコストが掛かると思うので。結婚はわからないですね。淋しいと思って婚活したかもしれないし、案外一人が快適と思って一人のままでいたかもしれないし。でもお金の使い方は、実家にいることで甘くなっていたかなとは思います。会社は確定拠出型年金制度があるんですけど、私は給料上乗せで先にもらっちゃって、旅行に使ってました。一人暮らしの子たちはその辺もしっかりやってましたね」
メンバーからは、高齢の親はもはや頼る相手ではなくなっているのだから、いつまでも娘気分で同居するのではなく、C恵さんが世帯主くらいの気持ちで、家族の生活設計をしていったほうがいいとのコメントもありました。
C恵さんは、最後のほうで「親離れのタイミングを逸してしまったかな。確かに若い頃に実家を出て一人でやっていってれば、今頃もっと違った生き方をしていたかもしれないですね」とポツッとつぶやいていました。
もうおわかりですね。
「親離れ」というのは、人生を生きていくうえで、意外と重要で、あなどれないスキルなのです。
適切なタイミングで「親離れ」をしなかったことで、のちのちアナタは後悔することになるかもしれません。自分の収入が得られる年齢になったら、とりあえず一度は物理的にも精神的にも親から離れて生きていってみましょう。それが意外と重要なことで、のちのちのあなたを救うことになることに、20年後30年後に気づくかもしれません。
「親離れ」したあとに、結婚するもしないも、一人で生きていくもいかないも、あなたの選択です。そこで......
【きょうの格言】
アナタの人生の輪郭は、「親離れ」をした後に形作られていく
賢いサバイバー女子の皆さんは、その重要さをしっかりと認識していきましょう。(丸ノ内ミカ)