【株と為替 今週のねらい目】止まらぬコロナ・ショック 厳戒の「東京」ロックダウンを警戒(3月30日~4月3日)

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   止まることを知らない新型コロナウイルスの世界的な感染拡大。イタリア、スペイン...... そして米国も、その渦中にある。乱高下する株式市場だが、前週は東京株式市場の日経平均株価も、米国の経済対策への期待値が高まりとそれに伴うニューヨーク株式市場の上昇を反映して1万9000円台を回復した。

   今週は、国内外でいよいよ新型コロナウイルスの影響を織り込んだ経済指標の発表が相次ぐ。さらに国内での感染者が拡大するなか、日に日に東京の「ロックダウン(都市封鎖)」への警戒感が高まっている。

   どうなる? 今週の株式・為替マーケット!

  • コロナ禍で日経平均株価はどう動く……(写真は、東京証券取引所)
    コロナ禍で日経平均株価はどう動く……(写真は、東京証券取引所)
  • コロナ禍で日経平均株価はどう動く……(写真は、東京証券取引所)

東京株式市場 日銀短観次第では下押しも

日経平均株価予想レンジ:1万7500円~1万9700円

2020年3月27日(金)終値 1万9389円43銭

   今週の東京株式市場の日経平均株価は、上値の重い展開か。

   前週の日経平均株価は、1万9000円台を回復する上昇となった。2兆ドルに及ぶ米国の大規模経済対策とFRB(米連邦準備制度理事会)による無制限の量的緩和などを好感して米国株式市場が上昇したことや、3月期末に向けた買戻しの動きが相場上昇に寄与した。

   今週の日経平均株価は、上値の重い展開か。焦点は新型コロナウイルスの感染拡大の動向と、これに伴う東京都のロックダウン(都市封鎖)の可能性。感染者の拡大に歯止めがかかり、ロックダウンが回避されるようであれば、株式相場の上昇要因となるが、半面、ロックダウンが実施されれば、相場は大きく下げることになるだろう。

   また、新型コロナウイルスの影響が反映された経済指標が、今週から発表されることになり、注意が必要だ。特に、4月1日の日銀短観の結果次第では、相場は大きく下押す可能性がある。

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