「あきらめるのはまだ早い!」 アラフォーとなった就職氷河期世代の「第一歩」を支援 ~ 体験者が語る「Jobトライ」という選択~

提供:東京しごとセンター

インターンシップで「得た」もの

   Jobトライのプログラムは、導入のカウンセリングを受けた後、3日間のセミナーに参加する。正規雇用で働いてこなかった人向けに、「どのように求職活動をしていけばよいか」「基本のビジネスマナー」などのベーシックな内容がカバーされている。

   セミナー終了後、求人リストが配られる。田中さん(仮名)は、その中に因幡電機製作所の技術営業職のポジションを見つけた。「『異業種で営業職』という私の希望とマッチしていたので、『ダメモトで応募してみよう』と応募しました。企業のほうも私に興味を持ってくれて、晴れてインターンシップの段階に進むことができたのです」と話す。

   インターンシップ期間中は、不安もなく過ごせたという。「まったくのド素人の私に、社員の皆さんが細かく教えてくれ、工場や現場に同行させてもらいました。3週間のインターンシップが終わり、『この会社で働きたい』と思ったので、企業側からも『入社してほしい、と言われたらいいな』と心の中で願っていました。入社が決まったときには、本当にうれしかったです」と、田中さんは振り返る。

   インターンシップは、田中さんにとって、会社やそこで働く人々と話したりコミュニケーションをとることで、その環境に慣れたり、適合するか見極めるための期間だと思っていた。それもあって、「あまり気負わずにインターンシップに臨めたのはよかったですね」。

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