デート代は「割り勘」約6割、大学4年生と社会人1年生のマネー事情

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   イマドキは「デート代は割り勘」が当たり前なのかもしれない――。GMOあおぞらネット銀行が大学4年生と社会人1年生を対象に、「1回のデートで使う金額」を聞いたところ、大学4年生が平均3434円で、社会人1年生は平均4510円。さらに、その支払い方について聞くと、「割り勘が多い」と答えた人が、両者とも6割近くを占めた(大学生58.8%、社会人57.0%)ことがわかった。

   大学4年生の1か月の収入は平均8万4000円で、社会人1年生は平均17万9000円(2020年2月時点)。2020年3月17日の発表。

  • 「デートは割り勘」が当たり前……
    「デートは割り勘」が当たり前……
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おごる男子は3割以上

   GMOあおぞらネット銀行は、全国の大学4年生500人と社会人1年生500人の合計1000人を対象に、2020年2月4日~2月7日に「お金」に関する調査を実施した。それによると、現在の1か月の収入は、大学4年生が平均8万4000円、社会人1年生は約2倍の平均17万9000円だった。

   収入の内訳は、大学生は「アルバイト代」が4万7000円で最も多く、「おこづかい・仕送り」が1万9000円、「その他の収入」が1万8000円だった。仕送りに頼らず、アルバイトで暮らしを支えている大学生のようすがうかがえる。

   社会人1年生の主な収入は「給料」で、14万6000円。「その他」が2万8000円。「おこづかい・仕送り」は5000円だった。

   「一人前の社会人だと思える年収」のイメージは、大学4年生が平均434万円で、社会人1年生はそれより30万円低い、平均404万円だった。また、「高収入だと思う年収」は、大学生が平均833万円で、社会人は平均791万円。社会人1年生は、大学生よりも41万円低く、「現実を知った」のかもしれない。

   さらに、「1か月に自由に使えるお金」は、大学4年生は平均3万614円で、社会人1年生は平均5万3638円。社会人のほうが、2万3024円高かった。

   ただ、「自由に使えるお金の満足度」について聞くと、大学生は「満足」と答えた人(42.8%)が、「不満」(29.4%)を大きく上回った。社会人は両者が拮抗していた。

   デートでの支払いは、大学4年生、社会人1年生とも「割り勘」が多かったものの、男女別でみると「おごるほうが多い(ややおごるほうが多いを含む)」と答えた男性が、大学生で36.0%、社会人は35.2%。「おごってもらうほうが多い(ややおごってもらうほうが多いを含む)」と答えた男性は、大学生で6.8%、社会人が8.4%と、1割未満だった。

   その半面、「おごってもらう((ややおごってもらうほうが多いを含む)」と答えた女性は大学生で32.2%、社会人は36.4%だった。

借金の多くは奨学金

   さらに、「1回の飲み会に使うお金」を聞いてみると、0円や1万円など回答にバラつきはあるものの、大学生では平均3212円、社会人は平均3840円。「1か月に自分の趣味のために使うお金」についても、0円から5万円以上と幅広い回答があるものの、大学生は平均1万2076円、社会人では平均1万6388円となった。

   投資についての質問では、「投資をしている」と答えた人の割合は大学生(16,4%)よりも、社会人1年生(26.8%)のほうが10ポイント以上高く、収入の一部を投資に回している人もいるようだ。

   「ふだん、お金に関して心がけていること」は、両者とも1位が「節約」、2位が「毎月の支出を把握する」、3位は「ATMは手数料なしで利用する」となった。日頃の生活の中で、節約やお金の流れを意識する、堅実なようすがうかがえる。

   また、「借金がある」と回答した大学4年生は34.8%。社会人1年生は40.0%だった。「借金がある」大学生174人、社会人200人に、借金の額を聞くと、「100万円~300万円未満」が最も多かった。大学生は平均197万9000円、社会人が平均186万9000円。借入先の6割以上は、「奨学金(日本学生支援機構・自治体など)」だった。

   大学4年生、社会人1年生の両者に、「お金の悩みは何か」聞いたところ、トップ3は、「収入が少ない」「貯蓄ができない」「無駄遣いが多い」で、ほかにも「お金の管理が苦手」や「将来設計ができない」「老後が不安」などがあった。

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