【襲来!新型コロナウイルス】現金か商品券か! 現金支給でも収入減? 政府のコロナ経済対策にネット民が激怒するワケ

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「地域振興券とプレミアム商品券の失敗に学べ」

配布は「商品券」がいいのか?(写真はイメージ)
配布は「商品券」がいいのか?(写真はイメージ)

   麻生太郎財務相の「現金の場合、貯金に回らないという保証はあるのか?」という発言から急浮上した「商品券で配布」という案に対しても、大半の人が反対だった。

「今必要なのは生活保障であって、消費喚起ではありません。そもそも外出を自粛している中では、使いようがない。準備に時間のかかる商品券も適切ではありません。麻生大臣は、家賃の支払いに困る人々を想像すらできないのだと、失望の念を禁じえません。一刻も早く現金給付(生活保障のための現物給付や支払免除も含む)をすべきで、その上で経済対策を考えるべきです」
「現金給付であれば、一時的に貯蓄に回っても生活に余裕がなくなれば消費に回るし、生活の安全安心が確保されるので問題はない。それに商品券で使った分の手持ち現金が貯蓄に回れば結局は同じことだ」
「アホだなあ。内定を取り消されたり、店を畳んだりして、仕事を失ったりして生活できる保障がなくなった人たちが商品券を配られて何を買えと?商品券で家賃や光熱費が払えるのか? 子供の教育費が払えるのか?貯蓄に回ったっていいじゃないか。商品券だって使わない人は使わないぞ」
「苦しいのは景気の悪化で徐々に収入が減ることによる、光熱費、国民年金、税金の支払いや、月々の必要経費なんですよ。商品券にしたら、受け取り手続きも煩雑になってお年寄りは取りに行きませんよ。まさかそれを狙っている? 今回一番打撃を受けているのは、非正規雇用の方々や中小企業の経営者でしょう? なぜ一番苦しいところに現金が回るようにしないのでしょうか」

   商品券は国民の手元に届くのに、時間と手間がかかるという指摘が多かった。

「今回のような緊急事態にはスピードといかにコストを最小限に抑えるかが勝負だ。商品券はまず印刷。窓口となる各自治体に送付。受け取り方法の周知。手元に届く。消費者が小売店で使用。受け取った小売店は商品券を現金化する手続き......。商品券は印刷費にカネがかかるうえ、手続きが現金より1か月はよけいにかかるよ」
「それだけではない。商品券を使うには外に出る必要がある。都市封鎖になる恐れがあるというのに対応がちぐはぐだ。コロナ終息の目処も立ってないのに、優先順位を間違えているぞ」
「そのムダな行程こそが政治家にとって大事なのかもしれないよ。なぜか? 『和牛商品券』でわかるように利権を生み出すから。だから商品券にこだわるのだろう」

   最後にこんな指摘を。

「過去の地域振興券やプレミアム付き商品券が失敗したことに何も学んでいないですね。私は、先に行われたプレミアム商品券の手続きの仕事をしていましたが、どれだけの経費がかかっているのか、国民が知ったら腰を抜かすと思いますよ。市町村の職員もみな現金支給が一番手間と経費がかからずによいのにと言っています」

(福田和郎)

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