男子だって育休とりたい! 2021年卒の大学生、理想は共働き

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   結婚後も「共働きをしてほしい」と望む男子学生の割合が56.5%と、調査以来初めて5割を超えた。転職サイトのマイナビが2021年春に卒業予定の大学生を対象に調査した「将来のライフスタイル」でわかった。2020年3月18日に発表した。

   調査によると、「仕事と子育ての両立」を希望する人の割合が、男女ともに高かった。また、「育児休業を取って、積極的に子育てしたい」という男子学生は、5年連続で増加しており、反対に専業主婦を志す(希望する)学生は、男女ともに減少している。

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   調査ではまず、子育てについての考えを聞いたところ、「育児休業を取って積極的に子育てしたい」と回答した人の割合が、男女ともに大きく増加した。とくに男子が51.5%で、前年と比べると7.9ポイントも高かった。これは、2014年の調査以来初めて半数を超え、16年以降5年連続で上昇している。

   一方、「育児休業を取って積極的に子育てしたい」女子学生は、男子学生より19.9ポイント上回る71.4%で、こちらも前年より5.4ポイント高かった。

   男女の意識の変化を、男女差に注目してみると、2019年の26.4ポイントから3年連続で減少。21年には2割を下回る19.9ポイントと、男女差が最も小さくなっている。

   また、育児と仕事のワークライフバランスについて、「時間内に仕事を終え、積極的に子育てする男性」を「すごくかっこいい」と感じる女子学生の割合は75.3%で、4年連続で増えている。「そう(かっこいいと)思う」男子学生も、6割を超える66.7%だった。「定時で帰る女性」に対しても、男子学生の68.0%が「かっこいい」と回答。女子学生も76.2%がそう答えた。

   さらに、「子育てに専念するため、育児休業を取得する男性」を「すごくかっこいい」と感じる人の割合は、男子学生が48.9%、女子学生は62.1%で、4年前と比べて、いずれも10ポイント以上も増えた。

子供の人数、男女とも平均2人はほしいかも......

   結婚後、「夫婦共働き」を希望する男子学生は、前年の2020年卒の学生より7.0ポイント高い56.5%で、女子学生も前年より3.5ポイント高い74.3%と、男女ともに調査を始めて以来最も多かった。特に、男子学生は初めて「夫婦共働き」を希望する人の割合が半数を超えた。

   反対に、専業主婦を志向(「主に自分の収入のみで生活するのが望ましい」とする男子学生と、「主に相手の収入のみで生活するのが望ましい」とする女子学生を専業主婦志向と定義)する割合は、男女とも大きく減少し、男子は35.7%と初めて4割を切り、女子も16.7%と初めて2割を切った。男女の専業主婦志向は、著しく低下している。

   「欲しい子供の人数」を聞くと、男子学生が平均2.24人、女子学生は平均2.10人と、両者とも前年より低かった。

   なお調査は、2021年卒業予定の大学生、大学院生のマイナビ会員4850人を対象に、2019年11月25日~12月23日にインターネットで実施した。

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