逆境に立ったときに「やる気」がアップする人もいる
たとえば、売上目標が過去最大に届くとか、自分の給料がアップするとか、上司に認められるとか。そんな高揚感がモチベーションアップにつながるケースもあれば、一方で締切日が迫ってきたり、その仕事ができなければ極めて深刻な状況に陥ったりするなどの逆境に立ったときに「燃えて」、モチベーションが上がる人もいます。
これは「接近勾配の法則」と呼ばれ、窮地に立たされたり、ゴールが近づいたりするたびに、気持ちがアップしていくという法則です。
長距離走でゴールが見えてきたらラストスパートをかける、営業のプレゼンの日が近づくと資料づくりがはかどったりするなどが、それです。
また、「来週の月曜日までに」「新規営業の明日までに」「この本のこの章だけをまとめてくるように」といった、短期間での到達が可能な小さな目標と、締切日をできるだけ具体的に設定することによって、最終的には長期的で総合的な目標に近づいていることを実感して、モチベーションが高まるという方法があります。
人によってモチベーションを支配できるアップ策は違います。試してみて、自分にとって効果的な方法を活用してみては、いかがでしょうか。(高城幸司)