営業の仕事をしていた時代に、モチベーションが下がったことは、何回もありました。ただ、その当時はモチベーションなんて言葉がない時代で、「やる気が出ない」なんてことを、職場で口に出すのはタブーでした。
しかし、現在は違います。モチベーションについて高らかに「上がった、下がった」を宣言できる時代になりました。とはいえ、高らかに宣言できるからと、周囲がケアしてくれることばかり期待していてはダメ。セルフマネジメントでモチベーションをコントロールする支配力を持ちたいものです。
参考リンク「モチベーション下げマンとの戦い方」西野一輝著(朝日新書)
自分にあったモチベーションアップ法を押さえる
セルフマネジメントで、自分に効果的なモチベーションをアップする方法を押さえておきましょう。
たとえば、読書や勉強会への参加などをインプットする。自分の営業力を高めるために活躍している営業職の仕事術の書かれた本や経営指南書を読んでみる。そしてメモっていく。すると、新しい学びや気付き、試してみたいアイデアが出てくるので、仕事に前向きに思えてきます。
あるいは、営業としての仕事の意義を考えてみる。そもそも、なぜこの仕事をやっているのか? そういうことを、人は意外と忘れがちになります。視野が狭くなって目の前の契約をこなすタスクと捉えてしまうと、モチベーションは下がってしまいます。
そうならないように、
「担当者に喜んでもらう」
「人脈を広げ、常に刺激を得る」
など意義をあげてみるのです。
あるいは、営業で成功した...... と思える場面を妄想してみる。
売り上げ目標を大きくクリアしたときに、どのような状態になるのか? 周囲から称えられたり、ボーナスが大きく増えたり、さらにやりがいのある取引先を任せられたり......。それを考えると、気分が高揚する人はたくさんいるはずです。