社会に絶望していた自分が、漫画家になろうと思ったワケ  ギャグ漫画家 田島シュウさん独占インタビュー(前編)

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漫画家になってすぐ、「赤塚賞」を受賞

――今はツイッターに漫画を投稿して、そこからデビューする方も多いですが、田島さんもそうだったのですか?

田島さん「いえ、僕は漫画家になろうと思ってすぐ、ラッキーなことに集英社の『赤塚賞』っていうギャグ漫画の賞をいただいて。担当編集もついて『少年ジャンプ』での連載を目指したんですが、鳴かず飛ばずで......。2年連続で赤塚賞をいただいても、ひたすらネームを描いてボツになる日々。相変わらずのバイト生活でした。
このまま30代になったら、少年誌でデビューするのはもっと難しくなるだろうな、と思って、ある日、担当編集さんに『辞めさせてもらいます』と言ったんです。そこからですね。ツイッターに漫画を投稿し始めたのは。ツイッターなら、少年誌のルールに従わなくてもいいし、自由に描けるかなと思ったんです」(次回へ続く)
自身初の単行本「田島シュウの日めくり漫言」
自身初の単行本「田島シュウの日めくり漫言」

※ 次回は、ツイッターに1コマ漫画を投稿していた田島さんが、小学館の「日めくり漫言」の連載をゲットするまでの紆余曲折、どんなふうに漫画を仕上げているのか? などの制作秘話をお届けします。

(インタビュー 生野あん子)


◆ プロフィール
田島シュウ(たしま・しゅう)
工場勤務から、フリーター生活を経て27歳で漫画家に。第334回スピリッツ賞佳作受賞。「田島シュウの日めくり漫言」のほか、「アイテムおばあちゃん」「こんな日もあったっていい」などの作品がWebで人気。初の単行本「田島シュウの日めくり漫言」を、小学館から発売する。
大阪府出身、35歳。
「やわらかスピリッツ」(小学館)
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