【尾藤克之のオススメ】本をパラパラめくるだけで理解できる! 話題の「瞬読」ってなんだ!?

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現代人のニーズに合致している

   一方、本書で紹介されている「瞬読」とはどのようなものでしょうか。1日5分見るだけで、1週間で早く読めるようになると書かれています。筆者はまだ瞬読を試してはいませんが、累計10万部を突破し、いま最も売れている速読の本であることは間違いありません。

   わたしたち現代人は、常に情報の洪水の中で生きています。その情報が重要かどうかを一瞬で見極めて高速で吸収したり、処理したりする必要があります。ですから、「書かれている文字を速く理解できる能力」は、これからますます求められるようになってくるでしょう。

   たとえば、他の人が1時間かかる作業を、わずか5分で処理することができたとしたら......。浮いた時間を、他のことに費やせることになります。そのような能力を磨くことで、人生という限られた時間を、さらに効率よく使えるようになります。

   著者の山中恵美子さんは、「瞬読は、何歳からでも獲得できる技術です。ちゃんとトレーニングをすれば、小学校中学年から年配の方まで、その技術を身につけることができます」と、解説しています。

   つまり、訓練は決して難しいものではなく、生まれ持った資質やセンス、長年のキャリアなどが求められるようなものでもないということになります。

   さらに、一度習慣化できれば短期間で獲得しやすい技術だとも書かれています。世間では自粛真っ只中ですが、試してみる価値はあるかもしれません。皆さま、いかがですか?(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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