新型コロナウイルス、従業員への感染ジワリ 上場企業47社が公表

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「内需型企業」でも影響が拡大

   新型コロナウイルスの影響が受けたのは749社。上場企業(約3800社)の約2割にのぼる、このうち、最も多い業種は「製造業」の251社。次いで「サービス業」の161社だった。

   また、具体的な影響を含め業績へのマイナス影響に言及したのは337社あり、このうち客足や販売の減少のほか、業績の下方修正や月次販売量の減少などの影響があった企業は132社だった。残る205社は「影響の懸念がある」としている。

企業に広がる新型コロナウイルスの影響
企業に広がる新型コロナウイルスの影響

   京都ホテルオークラなどを運営する京都ホテル(京都府)は、内外観光客の減少のほか、宴会のキャンセルやブッフェ式レストランの営業自粛などで売上高が大幅に減少し4年ぶりに最終赤字となる見通し。

   「洋服の青山」で知られる青山商事(広島県)は、本来ならスーツ需要が拡大する3月の売上高が2019年と比べて2割超減少するなどを考慮し、最終損益は従来予想の20億円の赤字から203億円の赤字に拡大する見込みを明らかにした。

   影響は、小売業やサービス業など「内需型企業」でも広がっている。店舗や拠点の営業休止、営業時間短縮対応など営業活動に影響が出た企業は84社。サービス提供・イベントなどの開催中止・延期は109社で判明した。

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