来春卒の就活戦線はカオス 正直者がバカを見るのが就活だ!(鈴木修二)

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企業研究を重ねたのにダメだった、そのワケは......

   来春、2022年卒の学生のために付言しておくと、残念ながら「就職活動は正直者が馬鹿を見る世界」である。

   採用活動はインターンシップの時点で本選考が始まっているといっても過言ではなく、人気の業界など、中にはインターンシップに参加した学生からしか採用しないくせに、インターンシップが採用とはまったく関係ないというふうに喧伝するような企業すらある。なんだこれは!(怒)

   こういった情報のギャップがあるがゆえに、予想するに2020年の就活は、本選考に向けて緻密な企業研究を重ねてきた学生も、あっけなくインターンシップに参加していないだけで、本選考で評価してもらえずに落ちる事例が増えるのだろうと考える。

   そして、この傾向は来年以降ますます顕著になるかもしれない。

   ただ、安心してほしい。情報の非対称性があるということは、要するにそれを知ってさえいれば逆に利用してやることだって容易なはずだ。

   小手先のテクニックに過ぎないかもしれないが、変化の激しい就活戦線を賢く生き残るTipsについても、今後言及していければ、と思っている。(鈴木修二)

鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
現在、東京都内の難関私立大に通っている3年生。現役就活生として、今まさに就職活動中の立場だからこそわかる、最近の就活の実態をつまびらかにしていきたい。
自分と同じ、来春(2021年)卒の学生には共感の場を、これから就活を控える2022、23年卒の学生には、就職活動にはびこる企業の体裁と内情の乖離を、正確に把握するための機会になれば、と思う。
そして、意中の企業に就職して、すでにキャリアを積んでいるであろうビジネスパーソンさんには、さまざまな企業の採用戦略をエンターテインメントとして読んでいただければ、うれしい。
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叶多 凛(かなた・りん)
現在、東京都心から少し離れた自然あふれる私立大学に、のびのびと通う4年生。「学部4年生×就活生」というのはいささか不思議に思われるかもしれないけど、そうワケありである。
現役就活生として、シューカツのあれこれを率直に書いていきたい。就活に励んでいる「同士」には、「あるある」と思わず膝を打つような、まだまだ就活なんて!という学生には、シューカツの一端を覗いてもらえるような。そんな内容にできればといいな、と思う。
テーマは「就活も楽しむ!」。いろいろな企業に赴き、さまざまなビジネスの話を聞くことができるのは、就活生だけの「特権だ!」と思っている。そんなふうに就活できたら、イヤな面接官も撃退できるかも。なんて考えている。
得意なのは、英語。今夏の東京五輪・パラリンピックでは、世界中から訪れる報道陣の手助けをするインターンシップにも登録。こちらも、ガンバル!
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