企業研究を重ねたのにダメだった、そのワケは......
来春、2022年卒の学生のために付言しておくと、残念ながら「就職活動は正直者が馬鹿を見る世界」である。
採用活動はインターンシップの時点で本選考が始まっているといっても過言ではなく、人気の業界など、中にはインターンシップに参加した学生からしか採用しないくせに、インターンシップが採用とはまったく関係ないというふうに喧伝するような企業すらある。なんだこれは!(怒)
こういった情報のギャップがあるがゆえに、予想するに2020年の就活は、本選考に向けて緻密な企業研究を重ねてきた学生も、あっけなくインターンシップに参加していないだけで、本選考で評価してもらえずに落ちる事例が増えるのだろうと考える。
そして、この傾向は来年以降ますます顕著になるかもしれない。
ただ、安心してほしい。情報の非対称性があるということは、要するにそれを知ってさえいれば逆に利用してやることだって容易なはずだ。
小手先のテクニックに過ぎないかもしれないが、変化の激しい就活戦線を賢く生き残るTipsについても、今後言及していければ、と思っている。(鈴木修二)