自営業者のセーフティネット申請に3週間待ち
ここでも不公平感に怒りの声が殺到している。
「もうさ、補償は全国民一律でよくない? 子どもがいても留守番させるしかない家庭も山ほどあるし、休まれたら休まれたで、しわ寄せで通常業務以上の仕事をしなくてはならない人もいます。子どもがいて、しかも休めた人が一番ラッキーみたいなのはやめてほしい」
「そう、子どもの有無関係なく社会人全員に一律でいい。公平だし、支払い処理も早い。なぜ一律にせず、差別化をはかるのか」
「新型コロナウイルス感染症によって経済的損失を被っているのは全国民なのだから、全国民一律にベーシックインカム(最低限所得保障)を支給すればいい。それなのに、わざと『一定の要件を満たした人々だけ』を優遇することで、国民の間に対立構造を作って、政権に批判の矛先が向かないようにする作戦だと思います。『分割統治』というやつですね」
補償制度によって「イカサマ」が横行するのではないかと指摘する声があった。
「子どもの学校が休校になり、親御さんたちが有給扱いで休みを取ったり、出勤しているけど通常より1、2時間早く帰ったりして、補償金の手続きをするという話を聞きました。会社がオッケーを出せば補償金をもらえるというのですが、これってありなの? 二重取りみたいにならないの? なんだかモヤモヤする不愉快な話だと感じました」
自営業の場合も申請業務の煩雑さに苦労しそうだ。
「うちは大阪のレストランですが、ホント、お客さんが来なくて乗り切れる自信がないです。大阪市内の飲食業はほぼ全滅です。先日、セーフティネット保証という中小企業庁の自営業者を助ける融資制度に申し込みに行ったら、すっごく混んで3時間待ちでしたよ」
「大阪ではセーフティネット保証申請の窓口、3時間待ちですか。羨ましいです。東京都港区では3週間待ちでしたよ。3週間で飛んでしまう所が多いでしょうにね」