「2年後なら競泳の池江璃花子さんも間に合うかも」
ただ、今年の開催を目指して頑張ってきたアスリートの気持ちを思いやり、胸を痛める人は多い。
「日本をはじめ西側諸国がモスクワ五輪ボイコットした時は、選手がパニックになったのを思い出す。当時は政治的な問題だったが、今回は疾病が原因だ。自分が感染症になったら大変だし、命にかかわる問題だから、最終的に納得してくれるのではないか」
「延期は仕方ないとしても、困るのは選手だよな。今夏に身体がピークになるように調整してきたのに、2年後となると話が変わってくる。能力値も変化するし、メンタル面で大きなマイナスとなり、調整などに失敗してしまう選手もたくさん出てくる」
「延期した場合には出場選手も変わるだろうから、今夏のオリンピックで現役を終えようと考えている選手、今夏に照準を合わせてきた選手には本当に気の毒だ。サッカーなどは年齢制限オーバーになる選手が出てくるね」
「いや、全競技でもう一度代表選考することになるだろうね」
「オリンピック年に選手としてのピークを迎えられるかどうかはその人の運命だ。今年が流れてダメになる選手がいる一方、2年後には次の有望株が生まれるだろう」
そして、こんな声も。
「2年後に延期は大賛成だ。2年後なら競泳の池江璃花子さんも間に合うかもしれない」