エイチ・アイ・エスは1250億円を下方修正
さらに個別企業の業績をみると、3月3日時点で「新型コロナウイルス」の影響を受けたとして業績の下方修正(連結、非連結)を発表した上場企業は50社。その内訳をみると、東証1部が29社(重複有)、東証2部が12社(重複有)、東証マザーズが5社、ジャスダックが3社、東京PRO市場が1社だった。
この50社の下方修正で減少した売上高の合計は、2648億2200万円。修正額が大きかったのは、旅行代理店大手のエイチ・アイ・エス(東証1部、連結)の1250億円。住友化学(東証1部、連結)800億円減、三菱ロジスネクスト(東証1部、連結)の400億円減と、大きく減らした。
減少率でみると、2ケタの減少率となったのは7社(20%台2社、10%台5社)で、そのうち修正の減少幅が最も大きかったのは、栃木県で静電吸着・搬送装置システムの開発・製造を行っている筑波精工(東京PRO、非連結)の27.9%減だった。