「かつてないほどの大変な不況」
また「マイナスの影響がある」を見込む企業の業種別では、「繊維・繊維製品・服飾品卸売」と「旅館・ホテル」が89.3%と最も高い割合。さらに、「再生資源卸売」(85.7%)、「繊維・繊維製品・服飾品小売」(87.1%)、「飲食店」(80.9%)が8割台で続いた。
すでに旅行自粛やイベント中止でキャンセルの多発が取り沙汰されている。
「旅館・ホテル」は、71.4%が「すでにマイナスの影響がある」と回答。
「当初は、個人旅行、中国を含め外国籍の団体のキャンセルが相次いだ。現在は、宴会などを中心に相次いでいる」(旅館、東京都)などといった苦境がにじむ。
「業界にとって、かつてないほどの大変な不況が訪れることは避けられそうになく、個々の企業で対応できるレベルではない」(旅館、北海道)
「今後マイナスの影響がある」と見込んでいる企業は「家具類小売」の41.7%がトップ。次いで、「自動車・自動車部品小売り」(41.5%)や「再生資源卸売り」「パルプ・紙・紙加工品製造」(ともに40.6%)が上位となった。
その一方で、「プラスの影響がある」を見込む企業は、「医薬品・日用雑貨品小売」(12.0%)が唯一1割台となり、最も高かった。