イマドキの就活生「同一労働同一賃金」に反対! そのワケは?

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「長く働き続ける社会」に疑問

   2位は「高齢者の雇用促進(定年制度の延長など、長く働き続ける社会)」で、14.7%。「若者の雇用難につながるかも」という意見や、「若い世代の待遇をより良くしてほしい」など、上が詰まってしまうことで若い世代が悪影響を受けることを心配する声が少なくなかった。

   また、「高齢者が働き続けなければいけない社会には賛同できない」や、「高齢者への経済配慮は企業ではなく国が行うべき」など、高齢化が進む社会への疑問や不安の声も挙げられた。

   3位は、「残業時間の上限制度」(13.6%)だった。

   DYM常務で人材事業部責任者の沖之城雅弘氏は、

「高齢化や年金、育児や介護によるキャリア分析などの社会問題が報道されている影響か、早くも10年後、20年後のワーク・ライフ・バランスを見据えて考える学生が多いようです。企業は今後の働き方の多様性を意識しつつ、入社後の社員が自身の暮らし方や生き方を検討し、選択することができるよう、キャリア教育や就労環境の整備が必要となるでしょう」

と、コメントしている。

   なお、調査は2019年9月2日~2020年1月7日に、同社が都内で行った新卒紹介イベント「Meets company」に参加した来春卒の就活生を対象に実施。有効回答数は849人だった。2020年2月28日の発表。

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