同じマスクを1週間も使いまわす総合病院
北海道民は自分たちより医療機関に回してほしいという人が多かった。その医療機関は悲惨な事態になっている。
「医療従事者です。病院に勤めていますが、マスクが足りないから元気なスタッフはしちゃいけないの。でも、熱がある人がどんどんやってくる。耳が遠い人はめっちゃ顔近づけて会話しなくちゃいけないんですよ。医療機関にマスクをお願いします。政府が買い上げたらますます品薄に?」
「ええっ、それはひどい!元気な人の定義は症状のない人ですよね?無症状でも人にうつすかもしれないから、エチケットとしてマスクをという話なのに。足りないのは重々承知ですが、上の考え方がおかしいです。毎日不安な中でのお仕事本当にご苦労様です。早く十分な量のマスクが行き渡りますように!」
「医療従事者です。マスクが入ってこなくなり、在庫が少なくなって、明日からエタノールで消毒して数日は使うようにと上から指示がでました。一瞬耳を疑いましたが、それだけ切実だということです」
「コロナ受け入れをしている都立の医療センターで働いています。こんな地域の拠点病院ですら、マスクの残りが少なく、1日1人1枚、N95(編集部注:微粒子用マスク)は在庫ギリギリで、血液などで汚染されるまで何日でも使い続けるようにとお達しが出ました。インフラがダウンした東日本大震災の時ですらこのようなことにはなりませんでした。マスクもアルコールジェルも、転売している人に言いたいです。私たち医療者が大量に感染して、結果的に医療が崩壊してご自分が不利益を被る前に、転売目的の買い占めをやめていただきたい」
「ウチでも新規入院患者が来て、どんな感染症抱えているか分からないのに、1日1枚の支給マスクが、今日からゼロになりました。コロナ以上に怖い感染症(高齢者だと結核患者など)を持っている方もいるので、毎日ヒヤヒヤです。コロナの受け入れているあなたのような拠点病院でもそんな状況ならば、私も贅沢は言えませんね。なんだか怒りを通り越して最近悲しくなってきました」
「総合病院で働いています。病院にマスクの在庫が数箱とのことで、1週間に1枚配布となり、3週間経ちました。その1枚もなかなかもらえる雰囲気ではなく、1週間同じマスクで過ごすことになっています。何日も使うとマスクはモケモケだらけです。口側に不織布を挟んでその不織布を何回か替えています。問診中でもインフルエンザやコロナかも知れない患者さんの咳がモロに顔面にかかるのです。中に挟んでいる不織布はかゆくなりますが、そんなことは言っていられません。不織布の替えでなんとかしのいでいる病院もあるので、ご参考になればと思います」
そして、こんな怒りをぶつけるのだった。
「当方の医師会で調べたら医療機関の約半数以上がマスクを枯渇していますよ。安倍総理は台湾、香港、韓国ならマスクぐらい医療機関に満足に配布しているのに何故しないのですか!」