自由になるお金がほしい! 生活費が足りない!! 派遣型バイトの半数が「かけもち」経験

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   「派遣型アルバイト」に従事する人のうち、ほぼ半数が「仕事のかけもち経験」があり、生活費の足しにはできたが「体調管理」などに苦労している実態がわかった。

   人材サービス大手、エン・ジャパンがアルバイトで生計を立てる人たちを対象に調査。2020年2月21日に発表した。かけもち期間は「3か月以上」、副収入は「5万円~10万円未満」が最多だった。

  • 派遣型アルバイトの半数が「かけもち」を経験......
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体調管理やスケジュール管理で苦労

   エン・ジャパンの「仕事のかけもち・W(ダブル)ワーク・副業」調査によると、 仕事のかけもちや副業について、90%が「興味あり」と回答。その理由(複数回答)は、「自由に使えるお金が欲しいから」が52%、「空き時間を有効に使いたいから」が44%、「生活費が足りないから」の42%がトップ3となった。

   「まとまった収入が必要になったから」(24%)、「残業時間の削減で収入が減ったから」(12%)といった理由を挙げる人も少なくなく、報酬・収入面からマルチワークを考える人が多いようだ。

   回答者のうち、実際に仕事のかけもちやダブルワーク、副業をしたことが「ある」人は49%とほぼ半数。具体的な期間を問うと、54%が「3か月以上」と回答し、かけもち従事者の半数以上が長期にわたりその状態を続けていたことがわかった。

   副業の月収は「5万円~10万円未満」が26%で最多。次いで「1万円~3万円未満」と「3万円~5万円未満」が、ともに25%だった。

   「かけもち」の経験者に、かけもち仕事や副業をして「よかったこと」(複数回答)を聞くと、1位は「生活費の足しになった」の57%。2位は「自由に使えるお金が増えた」で45%、3位は「空き時間が有効に使えた」の28%だった。

   半面、「大変だったこと」については、最も多かったのが「体調管理」の56%。「スケジュールの管理」が52%で2位。3位は「副業探し」「本業との仕事量のバランスを取ること」が同じ39%だった。

   個別に寄せられた意見や感想の中には、

「仕事を詰め込み過ぎて病気になった」(20代男性)
「自分のしたい仕事ではなかったので、行くのが嫌々だった時期もあった」(30代女性)
「日中は本業、帰宅後や休みの日に副業をすると、中々睡眠時間が取れない」(30代女性)

   などの声があった。

   なお調査は、エン・ジャパンが運営する派遣型アルバイトの求人サイト「エン・バイト」の利用者を対象に、2019年12月19日~20年1月28日に実施。6232人が回答した。

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