報酬へのトラブル、多く......
「ネット受注のフリーランス」として働くうえで感じる不安について聞いたところ、80.9%が「不安に思うことがある」と回答。一方で「不安に思うことはない」という人も19.1%と2割近くいた。
世代別では、不安を感じている人の割合が最も高かったのは30代で91.5%。次いで、20代が88.4%、40代の84.7%、50代の73.9%と続いた。
「不安に思うことがある」と回答した人(809人)に、その理由を聞く(複数回答)と、「収入が不安定、低い」と答えた人が48.2%と最も多く、次いで「納期や技術的になど無理な注文を受ける可能性がある」(22.7%)、「報酬がきちんと支払われるかわからない」(22.1%)、「報酬額や条件がクラウド・ソーシング事業者や発注者に一方的に変更される可能性がある」(21.1%)、「仕事がない場合、失業手当のような保障がない」(20.4%)――などが挙げられた。
収入が不安定であることのほか、依頼内容や報酬の支払いでも不安を持つ人が多いことが示された。
「フリーランスとして業務上でトラブルになった経験があるか」聞くと、50.6%が「ある」と回答。「ない」の49.4%と拮抗する格好になったが、世代別では、若いほど「ある」の割合が高く、20代では71.3%だった。
トラブル経験が「ある」と回答した人(506人)に、その内容を聞く(複数回答)と、「不当に低い報酬額の決定」(24.9%)、「納期や技術的になど無理な注文」(24.1%)と続き、次いで「報酬の支払いの遅延」(20.9%)、「報酬の不払い、過少払い」(20.8%)、「一方的な報酬額の引き下げ」(19.0%)――など、報酬へのトラブルが多かった。