できるリーダーは会議で部下を育てる コツは「流れを止めない」こと!

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会議をうまく進めて結論を導くために必要なこと

   会議は「賛成」「反対」の立場で対立すると収集がつかなることがあります。多くの人が集まる機会ですから「賛成」「反対」ではなく、「妥協しない解決点」を見出だして、同時にデメリットを考える、効率のいい会議を目指さなくてはいけません。

   しかし、職責の高い人に対して意見はしにくいものです。間違えると、会議にネガティブオーラを充満させて、建設的な討議を難しくします。

   この点について、沖本さんは次のように答えています。

「デメリットは言いにくいものです。否定・批判は、された人も聞いている人も嫌な気分になります。そこで、誰も悪者にならないようデメリットだけを探す時間を設けるのです。もちろん自分が提案したアイデアにも同じようにデメリットを探します。また、デメリットは出しっぱなしで終わるのではなく事前に"策"を考えておきます。全員で考えれば多くの策も考え出せます」

   そして、

「最初に会議のルールを決めてください。発表は、討議するテーマについて 1 回に"ひと言だけ"です。ひと言で、すぐ次の人が発言します。制限時間が来るまでずっとぐるぐる順番を回します。もし意見が思い浮かばなければ『パス』もありです。流れを止めないようにしましょう」

と言います。

   会議の運用には相応の慣れが必要です。しかし、全員が参加するデメリット出しで、時間も区切られているのならネガティブオーラは払拭できそうです。会議はノウハウを知って正しく活用すれば、組織の問題解決や課題クリアに役立つだけでなく、個人の成長をも促すことができる場として活用することができるのです。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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