静かなブームの企業ミュージアム 「ためになる」テーマパークがあれこれ

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昭和の家電と先端技術を1か所で

   「注目企業ミュージアム」の二つ目は、「東芝未来科学館」(神奈川県川崎市)。開館は1961年で、企業ミュージアムの草分け施設だ。江戸時代後期から明治にかけての発明家で、日本の近代技術史に名を刻む天才機械技術者、田中久重らが創業した東芝は、日本の家電の歴史そのものともいえる存在。同館では、延べ床面積2850平方メートルに及ぶ広さの展示室で、家電史を彩ったさまざまなプロダクトが展示されている。

   オープン当初は川崎市の「中央研究所」内に設けられたが、2014年に、旧東芝川崎事業所の跡地の再開発エリア「ラゾーナ川崎」にリニューアル移転した。

   「ヒストリーゾーン」では、冷蔵庫や洗濯機、カラーテレビや扇風機など、いまでは普通に身の回りにあるものが、登場当初は大きな驚きをもって世の中で迎らえたことを紹介。「昭和以前」の雰囲気になごめる一方、「フューチャーゾーン」では将来に向けた最先端技術に親しめ、過去に、未来へ―と、タイムスリップが楽しめる。

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