【株と為替 今週のねらい目】止まらない新型肺炎、拡大どこまで...... ドル上値重く(2月10日~14日)

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東京外国為替市場 新型肺炎、FRBパウエル議長はどう見る?

ドル・円予想レンジ:1ドル=109円00銭~110円50銭

   2020年2月7日(金)終値 1ドル=109円72銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの上値が重い展開となりそうだ。

   前週のドル円相場は、ドル高・円安の展開となった。中国人民銀行による市場への資金供給や株式市場の反発などを受け、ドルは一時1ドル=110円台まで回復した。

   今週のドル円相場は、新型肺炎の世界的な拡大に対する懸念は強く、継続的なリスク回避のドル売りが予想され、ドルの上値が重くなりそうだ。市場では11、12日に予定されているFRB(米連邦準備理事会)のパウエル議長の議会証言に注目が集まっているが、新型肺炎の米国経済への影響などに言及すれば、リスク回避のドル売りが強まる可能性がある。

   経済指標は、国内では10日に1月の景気ウォッチャー調査、12日に1月工作機械受注、などが予定されている。

   海外では、10日に1月の中国の生産者物価と消費者物価、13日に1月の米国消費者物価、14日に1月米国小売売上高、1月米国鉱工業生産などが予定されている。なお、10日にトランプ米大統領が、2021年度予算教書を提出する。

(鷲尾香一)

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