新しい時代に果敢に挑戦する
コンビニエンスストアにファミリーレストラン......。「セルフサービス」が当たり前の世の中だが、そもそも日本でセルフサービスのスタイルを取り入れたのは、スーパーマーケットだ。
その概念をさらに一歩進めた売り場を展示するのは、スマートコミュニケーション・ゾーン。モビリティカー、レジソリューション、電子決済、デジタル家電などのテクノロジーの進歩によって変わる、スーパーマーケットの生産性の向上や、必要に応じてお客や従業員の負荷を軽減できるスマートな店舗スタイルを見せてくれる。
並ばないレジや総菜のセルフ秤売りが可能なシステム、賞味期限に応じて値引きシールを自動で貼り替えるシステム、AIロボットによる店内清掃に、データマーケティングによる在庫管理。さらにはネット販売で購入した商品のドローン配送やモビリティサービス、受け取りロッカーなどを実物展示するほか、デモンストレーションが見られる。バックヤードの省力化・効率化で、従業員がスマートに働ける職場づくりに貢献する。
「SMTS 2020」への思いを横山会長は、こう話している。
「人生100年時代に、スーパーマーケットの存在は大きいと思います。そして、スーパーマーケットで大切なことは『消費者が求めている売り場』であると考えています。人生100年時代に大事なことは『利他の心』、相手の立場に立って物事を考えて行動すること。我々はそれを『お客様第一主義』と言っていますが、実現はなかなか大変です。しかし、これがないと、おそらく人生100年時代には生き残れないのだろうと思っています。
スーパーマーケットは、多くのお客様の声に耳を傾け、ご支援、ご協力いただく企業様と力を合わせて、新しいスーパーマーケットを創っていきたいと思っていますし、『SMTS』や『Future Store NOW』が、そんなきっかけの場になると期待しています」
全国のスーパーマーケットの、新たな挑戦が見られる。
◆ 同時に開催する「デリカテッセン・トレードショー2020(DTS2020)」(主催:全国スーパーマーケット協会)では、「お弁当・お総菜大賞2020」の授賞式が行われる。
各部門の最優秀賞には、のり弁部門はスズキヤ(神奈川県)の「鮭と彩り野菜の茶々のり弁」が、弁当部門に有楽調理食品(兵庫県)の「お魚の美味しい西京焼のお弁当」、総菜部門は彩裕フーズ(埼玉県)の「浜名湖産生育のりと藻塩のコロッケ」、サラダ部門は利恵産業(神奈川県)の「豆豆豆豆豆とクスクスのサラダ」、麺部門が彩裕フーズの「うまみ溢れるごぼう天そば」、丼部門が三善(静岡県)の「静岡丼」などが受賞した。
◆開催概要
・Future Store "NOW"~継続的近未来スーパーマーケット研究~
(第54回スーパーマーケット・トレードショー2020特別企画展)
・2020年2月12日(水)・13日(木)・14日(金)10:00~17:00
※ 最終日は16:00まで
・幕張メッセ イベントホール
・一般社団法人全国スーパーマーケット協会主催
・ご来場には、商談展示会招待券または来場事前登録のどちらかが必要となります。
事前登録はこちらから、http://www.foodtable.jp/
*業界関係者を対象とした商談展示会となるため、一般の方のご入場はお断りいたします。