「イベントホームステイ」に注目! 東京五輪に備え、千葉市がホスト募集を呼びかけ

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   東京オリンピック・パラリンピックを半年後に控えて、「イベントホームステイ」(イベント民泊)が注目されている。多くの外国人観光客らが来日するため、旅館やホテルの不足が懸念されているからだ。

   そうしたなか、千葉市が宿泊施設や民泊のマッチングサイトを運営するAirbnb Japanと連携して、「イベントホームステイ」制度を活用したホームシェアのホストを募集。2020年2月12日には、「シェアリングエコノミーシンポジウム 東京2020大会における私なりのおもてなし ~出会いの感動を千葉で... 世界とつながるホームシェア~」を開催する。

  • 東京五輪・パラリンピックまで、あと半年……(写真は、幕張メッセ)
    東京五輪・パラリンピックまで、あと半年……(写真は、幕張メッセ)
  • 東京五輪・パラリンピックまで、あと半年……(写真は、幕張メッセ)

ホームシェアは「おもてなし」の一つの表現

   東京五輪・パラリンピックでは、レスリングやフェンシング、テコンドーなどの7競技(パラリンピックを含む)が千葉市・幕張メッセで開催される。そこで懸念されるのが、会場に足を運んでくれる外国人客などの宿泊先だ。

   イベントホームステイは、宿泊施設の不足が見込まれるイベントなどの開催時期に、行政の募集に基づいて、旅館業法に基づく営業許可なく、有償の宿泊サービス(ホームステイ)を提供できる制度のこと。2020年1月17日に、イベントホームステイのガイドラインが改定され、「ホームステイでの宿泊体験を通して、地域の人々と旅行者の交流を創出する」ことを目的に実施できるよう緩和された。

   そこで千葉市では、多くの観光客らを迎える「おもてなし」の一つとしてホームシェアなどのシェアリングエコノミーを推進。「イベントホームステイ」によるホームシェアのホストを募集では、五輪・パラ大会期間中の宿泊ゲスト1000人を目標に掲げた。シンポジウムの開催で、イベントホームステイをアピールするとともに、東京五輪・パラリンピックの盛り上げ機運を後押しする。

   一方、千葉市と連携するAirbnb Japanは、昨秋のラグビーワールドカップ日本大会で12の開催地のうち、大分県や岩手県釜石市などの5地域でイベントホームステイを実施した実績をもつ。千葉市は昨年、「レッドブル エアレース」や東京ゲームショウなどでもイベントホームステイを活用して、ゲストを受け入れている。東京五輪・パラリンピックだけでなく、今後予定されている大規模イベントに向けても、連携をとっていく。

   シンポジウムでも、Airbnb Japanの執行役員、長田英知氏が「東京2020大会におけるホームシェアの役割とレガシー」をテーマに基調講演に立つ。

姉妹サイト