「70歳定年」の閣議決定にネット民が総スカン 「若手のやる気をそぐ」「何歳まで働かせるつもりだ!」

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「高齢者より若いニートを働かせるようにすべき」

   もうすぐ「高齢者」になる50代の人々に「ゆううつ感」が広がっている。

「シングルで子育てをして、切れ目なくフルタイムで働いています。疲れきって、とても70まで働ける自信も気力もありません。子育てが終了したら、病気になる前にのんびりしたいです。人生100年時代とはいえ、体が進化しているわけではなく、みんな薬で対処しているだけ。工事現場で炎天下に立っている警備員の高齢者を見るたび、この国はどうなっていくのと不安になります」
「今の高齢者は、戦後まだ間もない頃に生まれ、ヘルシーな粗食に耐えてきました。私たちのように欧米化した食事と、テレビづけの運動不足で育ってきた世代と違い、体の基礎が頑丈です。今の50代以下が高齢者になる頃は、もっと体のガタが早いと思う。戦後生まれと一緒にしないでほしい。70歳まで定年を伸ばされ、年金の受け取りも先延ばしにされ...... もう、リタイア後の老後の楽しみなんてないと思わないといけないのか」

   また、高齢者を「労働力」として働かせようとする前に「働かない若者を働かせるべきだ」という指摘もあった。「ニート」(若年無業者)対策である。

「税金払わないでよければ賛同しますが、まず働かない若い人たちを何とかしてくださいよ。失業手当の無駄遣いを先に減らしてください。そうすれば労働力は増えます。ハローワークに行ったら、たくさんいましたよ」
「若年層にニートなどの不就労者が相当いるはずです。難しいのは承知しているが、高年齢者よりもそういった若年層をどうやって就労させるかを考えていかないと、先々さらに厳しい状況に追い込まれそう」

   そして、最後にこんな声が――。

「アラ50だが、70まで働かせるならば必ず併せて決めてほしいことがある。4月から始まる同一労働同一賃金を、高齢嘱託社員にも必ず適用させてほしい」

(福田和郎)

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